ショートケーキ、モンブラン、チョコケーキ、ミルクレープ...どれにしようか迷っちゃうなぁ。
音無さんと来た スイーツバイキング、可愛い色したケーキ達が私達のためにお行儀良く陳列されている。
「どれにします??」
「私は、左から右まで全部とっちゃおうと思ってるよ」
「えっ 音無さんそんなに、食べれます??」
もちろん!スイーツは別腹だもの!
なんて紅い眼鏡を輝かせて音無さんは笑った、私も負けじと小さくカットされた 甘い甘いケーキ達をお皿いっぱいに盛り付けて テーブルに。
「いっただきまーす!」
二人で揃えたいただきますに顔を見合わせて微笑む、あーんっと小さなケーキを大きなフォークで口に運ぶ 口いっぱいに広がるふわふわのスポンジとホイップのねっとりとした甘さ あとから追っかけてくるのはいちごの酸味。
「んー やっぱり疲れた時はケーキが一番ですね...!」
「そうね、私も疲れた時はたっくさん食べちゃうもの」
たまには女の子同士でこうやってケーキを食べるのも楽しいものだ、灰崎君はまだ 部活だろうか? 私達マネージャーは今日は休みなので 鬼道さんがくれたお店のチケットを握り締めてケーキをたらふく食べに来てしまった。
"30分で着く"
30分でもう1皿食べれるだろうか...?
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待ち合わせ場所にやってきた〇は、幸せいっぱいって面して やってきた。
「灰崎君ー!部活お疲れ様!」
「鬼道の妹は?」
「音無さんなら、鬼道さんと一緒に3皿目食べてるとこ」
「...よくそんな甘ぇもんバカバカ食えるな」
スイーツは別腹だから沢山入るのー!なんて笑う〇の口の端についたホイップを人差し指で撫でとり、口に運んだ。
「あっま、」
「え やだ、ついてた?」
「くそ甘ぇ」
口元に鼻を近づければ 匂ってくるホイップの香り、〇がお菓子にでもなったみたいな匂いに 一瞬心臓がモワッとした。
「おい お前何皿食ったんだよ」
「えー 私は2皿...」
「食いすぎ お菓子になるぞ」
「なりませんー!!」
ふんっと可愛子ぶりっ子みたいに目線を逸らして、怒ったふりする〇の顎を掴んで無理やりキスしてやった。
ふわふわの唇が綿あめみたいに甘くて眉間に皺を寄せる。
「...っ、灰崎君 ここ外!」
「うるせえよ そんな甘ぇ匂いさせてたらたまったもんじゃねえ」
「そんなっ」
もう一度 うっすらと開いてる口の中から流れてくる甘い息を受けとめて 飲み込んだ、舌でもねじ込んで食ってやろうかと思いながらも 暴れる〇を押さえ付けて触れるだけのキスをする。
「っは、いきくるし」
「ほら もう一回」
「むりだよ...!」
「はァ?強制だって言ってんだろ」
息できないくらいのキスをしてやろうと鼻をつまんで角度を変えて何度もキスを繰り返すと、苺みたいに赤くなった〇が ケーキみたいな甘ったるい声を漏らした。
20180612〔恋人の日〕
キスまで、甘いお話
まちこ様、初めまして管理人のriricoと申します。そして、今回はアップが遅くなってしまいまして申し訳ございませんでした。
文字通りの甘いお話になってしまいました、灰崎君はケーキとか苦手そうですよね。
リクエスト頂きましてありがとうございました!今後もよろしくお願いします。