「今日も派手にイッたな」
裸の彼女は何度も浅い息を整えようと深く息を吸って吐いた、何度か瞬きをして彼女は俺を見つめてにこっと笑うと...
「ねえ、次は普通のデートしない?」
「普通のデート?」
「そう 学校帰りに映画観にいくとか、制服遊園地とかさ色々あるでしょ」
「そうか 分かった、来週行くか?」
普通のデートと言われてもピンとは来ないが彼女に任せればいいだろう、約束をすれば彼女は嬉しそうに微笑んで俺の首に細い腕を絡めた。
「えっち禁止ね」
「...嫌だったか?」
「そういう意味じゃなくて たまには裸にならないデートしてみたいの」
困ったように眉を垂らして笑う彼女、好きだから触れているというのに 女心は良く分からない。こういうのは野坂さんが得意なんだろう、癪だが聞いてみよう...そんな事を考えていたら彼女は汗に濡れた身体をベッドから離して 俺の腕を引いてシャワールームへ。
「洗ってあげようか」
「ああ」
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待ちに待った ちゃんとしたデートの日、制服のリボンは今日のために新しいものを買った。きっと彼は気が付かない自己満足だけど、それだけでも今日のデートのモチベは上がる。
「◎」
後ろから声がして 振り向けば...
白い制服をバッチリと着こなした政也の姿が、まるで 王子様みたいにキラキラした制服があまりにも眩しくて 言葉が出なくなる。
「◎...?」
「あ、いや...行く?」
「ああ」
窮屈そうにネクタイを少し緩めた政也の後ろをついて行く、どうやら遊園地に連れてってくれるみたいだ 彼は後ろを歩く私に気付いたのか「ほら」とこれまた筋肉で窮屈そうな腕を差し出す。
その腕に自分の腕を絡めてぎゅっと抱き締めると伝わってくる熱、服の上からでもわかるゴツゴツした腕は今 私だけのものなんて...贅沢な日だな。
「チケット買ってくるから待ってろ」
「ありがと、入口あたりにいるね」
入口の方から政也の後ろ姿をぼーっと見る、私服の時もいいんだけど 制服姿はもっとイイ。私はにやけてしまう口元を隠すこと無く見つめていたら、目の前に現れた男達二人...。
「彼氏にすっぽかされたの?俺達と遊ぶ?」
「可愛いね、どこの学校??」
「...いや 彼氏待ってるんで」
政也を見れば財布からお札を取り出している、もうすぐコチラに来てくれるから安心して バカ男達を無視すればグイッと引っ張られた。
「なあ、無視すんなって」
手首が痛い、悲鳴をあげたくてもあげられないこんな状況...。本当に暴力的な男ってサイテー!と振りほどこうと暴れるがビクともしない。
「彼氏待ってるって言ってるでしょ...!」
「別にいいだろー今日くらい俺達とも遊べって」
嫌!と叫んだ その瞬間。
「オイ 俺の彼女に何か用でもあるのか?」
ずんと背の高い彼は、中学生だというのに 大の大人二人よりも背が高く威圧感があった。制服姿のせいか本当にわたしのことを助けにきた王子様みたいで、こんな時だというのににやけてしまった。
「失せろ」
鋭い眼光で睨まれたバカ男達は 駅の方へとダッシュして消えていった、一体なんだったんだ気持ち悪い。
「...ありがとう、政也」
「なにもされてないか?」
「うん 腕掴まれたくらい」
「......腕?」
私の腕を優しく引っ張り手首を摩ってくれた彼に驚いて ぱちぱちと2回ほど瞬きをすれば、少しだけ赤くなっているそこに政也は唇で撫でるようにキスをした。
「...せいや、」
「おまじないだ」
「なんの?」
「俺だけのモノだって、身体に染み込ませる」
ぎゅんっと締め付けられたのは、彼に散々教えこまれたソコで...今日は絶対に普通のデートをしようと決めていたのに私は「最初に観覧車乗ろう」と 彼を誘惑するように首を傾げた。
20180612〔恋人の日〕
制服の西蔭にときめく
MIKE様、またリクエストありがとうございますー!アップ遅くなってしまいまして申し訳ございません。
王帝の制服バチバチにかっこよかったですね、絶対書こうと思っていたらMIKE様からリクいただけてすごい嬉しかったですー!
また、よろしくお願い致しますね。
今後もなかよくしてくださいー!