目の前の恋をする
「殺したいのがヤンデレで、死にたいのがメンヘラなんだって」
「へえ そうか、俺は殺したい方だ」
「知ってたよ...」
今日も今日とで、私の家に押しかけてきてベッドに組み敷く彼は 私の彼氏である豪炎寺修也。それはそれは凄いサッカーセンスの持ち主で、成績も良くてオマケに顔も家柄もいい。
最高の物件である彼と、最高の恋をするぞ!と意気込んでいたのに...
「ピンクローターの紐で首でも絞めてやりたい」
「バイオレンスだよ」
私は何を間違えてヤンデレと付き合ってしまったのだろうか、修也は私の首をやんわりと掴んで 楽しそうに目を細める。
「お前にこうやって触れていると、最高の気持ちになる」
「私も修也の事最高に好き」
「じゃあ、一緒に死ねるか?」
「一緒におばあちゃんおじいちゃんになって死ぬとかいう選択肢はないの?」
目をぱちくり、それは思いつかなかったとでも言いたげな顔をして私から離れた。
「そうすれば、確かに長く一緒に居れて尚且つ死ねると」
「...うん、そうそう だから私の事殺す計画考えるのそろそろやめてね」
まだまだ沢山修也としたい事あるんだから、そう言えば彼は私にゆっくりと寄り添って 抱き締めてきた。
徐々に強くなる抱擁は、昔見た蛇がネズミを絞め殺すみたいなやつで...苦しくなってポンポン肩を叩いたら パッと腕が離れていった。
「すまない、」
「どんだけ 貴方は私を殺したいの...」
「好きすぎて...止まらなくなるんだ、悪気はないんだ」
ここまでくるとギャグだ。
しょんぼりと項垂れる彼の頭を撫でて、こちらから抱き締めてみた。いい匂いがする。
「修也、好きだよ」
「◎」
ああ、唇が触れ合いそうな距離...
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触れた唇はさっきまで アイスを食べていたせいか、ほんのりと冷たくて気持ちが良かった。彼女の鼻をつまんで息が出来ないようにしてしまえば、段々と足をじたばたさせて 俺をどかそうと必死になる。
「んんんっ!!!!」
激しく声が漏れて、俺はズキンと中心が熱くなる 胸がときめいて 塞いでいる口元が緩んでしまった。
「っぷは、はぁ...あ」
「どうだ?苦しかったか?」
真っ赤な顔で俺を睨む◎、なんて可愛いんだろう。まるで林檎が俺を睨んでいるよう。
「しゅやのばか」
「お前が可愛いからいけない」
もう1度あの苦しい顔を見たい...
彼女の上に跨った状態の俺は、◎の首をぎゅっと掴んでキスをした。次は首を絞められて 呼吸もできなくなる...どんな顔を見せてくれるんだ◎。
「っん、ふっ...ぐっ んん"」
やらしくて可愛い声だ
確かにこれが聞けなくなるのは寂しい、殺さない程度で 彼女の可愛いところを沢山見たい。
薄ら目を開けると嫌だ嫌だと暴れる◎の姿、目から涙が零れ落ちていて とても愛らしかった。
「...◎、可愛い」
「ばっ、か...っは」
力なく俺の頬をペちっと叩いて◎は酸欠のせいか、かくんかくんと首を左右に動かす。
「どうしたんだ まだ終わってないぞ」
この前使ったピンクローターに手を伸ばした、この線でぎゅっと首を絞めれば 官能的なほど可愛らしい顔になるんじゃないだろうか ぐったりとした身体で 手をピクピクと動かす◎。
「大好きだ お前のこと」
ちゅ ちゅ っと頬と鼻にキスをして、俺は線を首に巻いた。「こんな俺を許してくれ」と言ったら 「死んだら、恨むよ」と困ったようにわらう◎にほんのりと痛んだ胸。
だが 愛しい彼女の可愛い姿を見たくて見たくて、俺はどうしようもないやつだから また首を絞めて激しいキスをした。
舌を絡めることなんて出来ないほど酸欠になった彼女の口内に舌をねじこんで、俺は激しく動かした。いつの間にかスイッチが入ってしまったようだ、ローターが振動する 小刻みに震える線が首をもっともっと絞めて愛撫していく...
後でちゃんと、気持ち良くしてやるからな。
「愛してる、」
愛してるの口付けだけは優しく、触れるだけのものにした。
20180523(キスの日企画)
押しかけ女房なヤンデレ豪炎寺
みと様、この度は企画への参加誠にありがとうございます!
や、やんでれー!?メンヘラは書いたことあっても、ヤンデレは無かったので中々難しかったですが楽しかったです。新しい扉を開いてしまったような気がします...!!
ヤンデレというかバイオレンス修也って感じなのですが、いかがでしょうか...??ご希望に添えてなかったら大変申し訳ございません...。
お時間ある時で結構ですので、ご感想頂けると嬉しいです...!頻繁にリクエスト募集しますので、気になるなーって企画ありましたら是非またご参加くださいませ。改めまして ありがとうございました!