しょっぱめKISS

スパイシーな香りが漂うこの街に 緑川君と私は買い物に来た、涼野君と南雲君に頼まれたという韓国のお菓子とパックを買い物カゴに入れる。



「パック買うの??」

「涼野 韓国代表になった時に亜風炉と仲良くなったみたいでさ、冬は乾燥するからこれがいいんだってさ」

「私も使ってみようかな」

「お前にはいらないんじゃないか?」



むにっと親指と人差し指で私の頬をつまむ緑川君。



「私もたまに乾燥するし」

「...じゃあ、これ1枚おれからのプレゼントってことで」



ニコッと笑う彼につられて笑って、レジに向かった。買い物袋から1枚可愛い水色のパックを取り出した彼は 私の手にそれを渡す。



「ありがとう!」

「どういたしまして ほら、次お前が食べたがってたハッドッグ食べにいこう」



ほらと緑川君が出した手を握って、二人で商店街の入口に戻った。











「お待たせしました」



カラリと上がったきつね色のハッドッグを受け取った◎は嬉しそうに飛び跳ねる、砂糖をまぶしてもらったそれに好きなだけケチャップとハニーマスタードをかけて 1口頬張る。

二人で一緒に サクッと美味しい音を立てれば、ハニーマスタードとケチャップが口の端に付いてしまった。



「二人とも付いちゃったな」

「こういうのって 口が汚れるもんね」

「◎ ティッシュいる?」

「ううん 大丈夫!」



そんな事を言いながら また口の端にケチャップをつける彼女が可愛らしくて人差し指でそれを拭いとってあげた。



「んっ」

「ほら、取れた」

「ありがと」



サクッ もう一口齧れば、また同じように唇に付いた。



「まただぞ」

「えっ どっち?」



左?右?と人差し指を交互に唇に向ける彼女、そんな姿が愛らしくて キスをするように口の端に自分の唇を重ねた。

ぺろりと舐めれば ケチャップに砂糖の味がして 顔を離せばいつもと違う◎の表情が...。



「緑川君...?」

「つい 可愛くて、」



舌の上に残っている あまじょっぱさを消すために、もう1度彼女にキスをしてみた。冬の風が俺達を冷やす中 頬っぺただけが熱かった。





20181231[冬の恋]

兎月様 企画参加ありがとうございました!

世界編終わったらへんの時間軸です、ハッドッグを食べる緑川君書きたい!と思いシチュ希望なしだったので入れてみました いかがだったでしょうか??

2019年もよろしくお願いします!