同じ朝と夜を重ねる
コトコトとシチューの匂いがする、次郎が私の為にと大きく切った野菜達は今頃柔らかく煮込まれているのだろうか。
「◎ お茶だけ用意してくれないか?」
「はい!」
「シチューどれくらい食べる?」
「いっぱい食べたい」
「分かったよ」
緑のお皿に盛られていくホワイトシチュー 白に隠れた緑や赤に心が踊る、私達はテーブルに向かい合わせで座り 次郎が作ってくれたシチューを口に運んだ。
「んー 美味しい!」
「良かった いっぱい食えよ」
「ありがとう」
頬張った人参は甘くて目を細めると、目の前に上品に髪を束ね食事をとる次郎の姿。その仕草が可愛らしくてにやけてしまった。
▽
「冬はやっぱり皿洗いキツいな」
はぁ と溜め息を吐いてソファーに腰掛ける次郎、捲っていた袖を戻して彼は私の肩を抱く。
「ありがとう 次郎」
「...ご褒美は?」
そう言ったあとに彼は自分の人差し指で唇を指す、キスをしろというジェスチャーに笑ってしまった。
私はゆっくりと彼に近づき「ありがと」と言ってキスをすれば、グッと頭を掴まれた。
「んんっ、!」
舌を吸ったり絡めたりする彼にやられっぱなしで どんどん自分の方に引き寄せてくる次郎。
「ご褒美 ありがとな」
「もぉ...」
「もう1回」
べろっと下唇を舐められた、私は薄らと唇を開き彼を待つ。
肩を抱きながら激しいキス、まるで抱かれてるみたいな気持ちになってしまって身体が火照ってくる。
「次郎...、息」
「息出来なくてもいいだろ」
腕を引かれて自分の上に跨らせて 両頬を手のひらで包み込む次郎、逃げられないように拘束されてまた深いキスをする。
苦しくて逃げようとソファーに爪を立てて、腕で必死に彼の胸を押す。
「◎」
「っは、息できないってば...」
「可愛くてつい 悪かったな」
全然悪いなんて思ってない顔で私の服を捲っていく、家だから油断していた私は 下着を付けておらず胸が大胆に露になる。恥ずかしくて目を逸らしたが彼の綺麗な指が一番敏感なトコロに当たって 思わず声が出た。
「...キスだけにしようと思ったが シたくなった、ベッドに行くか?それとも ここでするか?」
私の腰をぎゅっと掴んで 前後にスライドさせる、少年のような行動に「ばか」と言えば彼は意地悪な顔して 私の胸を吸った。
20181231[冬の恋]
キスしたがりな佐久間
楓様今回も企画参加ありがとうございました!
シチューを作ってくれる佐久間、皿洗いをしてくれる佐久間...を書きたくて...。思っていたシチュと違ったらすみません!
人差し指で唇指したり撫でたりして「ご褒美は?」なんていわれたいですよね。いかがだったでしょうか??
オンオフと仲良くして頂いてありがとうございます!2019年もよろしくお願いします~!