ギルルイ 0513

「いってー…、レオの奴、マジで殴りやがった」
「本当にごめん!」

俺の怪我の手当てをしているルイを見る。

「いいって、俺がふっかけただけだし」

レオが最近イライラしてるのもわかっていた。(俺が原因ってのも知ってるけど)ルイもそんなレオに気付いてたようで、心配していたみたいだ。だからいっそ吹っ切らせてやろう、と思ってレオに喧嘩を吹っかけた結果がコレという訳だ。

「…大丈夫?」
「大丈夫だから、心配すんなって」

しょんぼりとしているルイの頭をガシガシと撫でる。心配してくれるのは嬉しいけど、やっぱり笑っていてほしい。

「しっかしなぁ…、ライバルがお兄様ってのはなぁ…、只でさえフランシスとアントーニョもいるっていうのに…」
「ライバル?」
「ん、こっちの話。…なぁ、ルイ」

ルイの腕を引き自分の方に引き寄せる。至近距離にあるルイの驚いた表情と紅く染まっていく頬ににやけてしまう。

「ギ、ギル?まだ手当て終わってな…っ」

ルイが言い終わらないうちにあいてる手で口を塞いだ。そのままの体勢のまま、ルイの額と俺の額をくっつける、塞いでる手を離せばキスできるぐらいだ

「最近さ、レオのおかげでルイ不足なんだよ。だからな、」

ルイが欲しい、といえばどんな反応をしてくれるんだろうな。


狼まであと何秒?
(まずはキスから)



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