杏楓と甘寧 0514

周囲は敵に囲まれて味方もいない圧倒的に不利なこの状況、先方を任されたからといってこのような状態に陥るとは誰も思ってはいなかっただろう、当の本人達を除いて。

「おー、見ろよ甘寧!敵しかいねーぜ」
「すげぇなオイ、水賊時代でもこんな事はなかったよな」
「本当!あの時もだいぶムチャクチャしてたけどこんなに囲まれたのは初めてじゃねーの?」

お互い背中合わせの形をとったまま、まるでこの状況を楽しんでいるかのような態度だ。
事実二人の顔には笑みが浮かんでいる。

「さてと…、どう片付けるよ、杏楓?」
「俺は自由にやらせてもらうぜ!甘寧もだろ?」
「たりめーよ!好き勝手に暴れさせてもらうぜ」
「よっしゃ!そうと決まれば」

掲げたお互いの拳をぶつけ、合図を取るかのような行動をする。

「背中は預けるぜ、甘寧!」
「任せとけよ!」



(数十分後、笑顔で手を合わせる二人の姿がそこにあった)



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