リュート 0514
「父さん…、母さん…?」
こんなにも世界は紅く染まってしまった。
私の手も赤く紅く染まりきってしまい流れ落とそうとしても一向に落ちる気配はなく、そのまま私の身体ごと紅に飲み込まれる。
殺す行為に躊躇いはなかった、両親を殺された復讐ではなくて私が生き残るにはこの道しかなかったから。
どんな汚い仕事だとしても、主人が命ずるならやった。
主人の命令は私には絶対の証、信頼の証、その仕事が私の身体を蝕むモノであっても、例外はない。
だけど少し、普通の人間としての幸せを願ってもいいよね?
もう引き返すには遅すぎて抜け出せるワケなんてないことは知ってる、この世界に染まりすぎたもの
私、幸せにはなれないのかな。
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