さくみお 0525
(十年後)
「嫁の佐久間だ!」
「いや、違うから」
「何でだ?」
「名字、もう冷泉じゃないだろ。澪も佐久間」
「…うむ」
「もう一回」
「嫁の次郎だ!」
「いや、違うから!」
「いいだろう、佐久間…じゃなかった。次郎が嫁なのはいつまでたっても変わらないことだ!」
「そこは変わろう?頼むから変わろう?」
「いやだ、譲らん」
「何でだよ…」
「私から譲ったら何だか負けた気がして悔しいからだ」
「それなら俺から譲ればいい事だよな?」
「何をだ?」
「だから、…嫁の澪だ」
「だ、んなの…次郎だ」
「よし!」
「な、何でそんな嬉しそうに笑うんだ!次郎の癖に、嫁の癖に!」
「嫁は澪だからな!」
「ぐぬぬ…」
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