親友 0614

塞いだ唇から苦みが流れ込む。何の味もしねぇ、ただ苦いだけだ。俺はこの味が苦手だ。

「にげぇ」

離れる距離と笑う鈴、人をおちょくってるってか余裕の笑み。奴の手から奪い取った煙管を片手に握りくるりと回すとまたあの匂いが鼻をつく、よくこんなにげぇもんを平気なものだ。興味本位で煙管を咥えてみるが鈴から味わったのと同じ匂いしかしなった、あたりめぇか。

「ぶっ、間接ちゅー」
「馬鹿かおめー」

けたけた笑う鈴に向かって煙管を投げ付けたら簡単に受けとめられたのが何だかイラッとして、そのまま蹴りを一発食らわせた。



category:落乱
タグ: 落乱


ALICE+