0718

一度は突き返したことがある花束、名前も顔も知らない先輩からいきなり渡されたもの。今回は断れなかった、なんだか受け取らないといけないような気がしてそのまま部屋まで持って帰ったけどどうしたらいいのか。とりあえず何処かに花瓶があるはずだから探してみる。見つかった花瓶に水を汲み慣れない手つきで花束を花瓶にいれる。

「…なんか疲れた」

窓際に花瓶を置きそのまま窓枠にぐだっとだらけるようにもたれかかり、花に視線向ける。突然の出来事すぎてわけがわからなかったけど、一つだけわかったことはあの先輩がすごく変り者なんだろうってこと。

「…お花、綺麗だな」

少し嬉しいなんて思っている自分がいたことにまだ気付いてはいなかった。



category:うちのこ
タグ: 落乱


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