はちこと 0122

ちくりと鋭い痛みが肩口に走る、歯を立て所有権の証を三郎くんがつける。痕なんてつけなくてもわたしは三郎くんから離れないのに。ちょっと慣れたとはいえ、痛い。
そのまま鎖骨付近を舐められ小さく悲鳴のような声が口から漏れる。三郎くん、名前を読んで雷蔵くんと同じ髪に手を添える、もふもふして何だかくすぐったい。

「…痛かったか?」

見上げるように視線をあげる三郎くんがいつもと違って可愛くみえた。掻き抱くように首に腕を回して三郎くんを抱き締める。

「…三郎くんの馬鹿」

所有痕をつけたのは貴方なのに、三郎くんばっかりが好きみたいで少し悔しい。わたしだって貴方が好きなの。



category:落乱
タグ: はちこと


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