かんいす 0122

ハチの妹、五十鈴。多少妄想癖に難有りだけどお祭り好きで意気投合した俺の好きな子。授業もなく暇だからと理由で外出した先で並ぶ出店に意気揚々と足早に向かっていく小さな背中を後ろから見つめながら嗚呼幸せだな、って自然と口元が緩む。

「勘ちゃん!」

名前を呼ばれたかと思うと近くに駆け寄ってきた五十鈴にぐいぐいと手を引かれる。小さい手、可愛いなぁ、もう。

「美味しそうなお饅頭あったよ!一緒に食べよう?」
「いいね、そうしよう」

手に伝わる温もりを感じながら小さな手を包み込むように握り返す。ずっとこの温もりが俺だけのものでありますように。



category:落乱
タグ: かんいす


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