らいとお 0122
三郎は意外に奥手だ、琴ちゃん限定で。同室だからこそ手をだしたくてもだせなくて苦悩する三郎の姿はよく見ている。お互い好きなのにどうして手を出さないんだ?問うと傷付けたくないの一点張り。行動に移さないと琴ちゃんだって悩んでるかもしれないというのに。
三郎の奥手説を透に話すとくすくすと透が笑う。透も透で二人の背中を押しているけどやはり三郎が折れるらしい、強引になるところとならないところを間違っているよ三郎は。
「周りからすれば三郎より雷蔵の方が奥手にみえるのにね」
「そう?僕は別に奥手なんかじゃないよ、透限定で」
両肩を押しゆっくりと床に押し倒す、透に馬乗りになると頬に両手が添えられる。
「本当、雷蔵様なんだから」
「こんな僕をしってるのは透だけでいいの」
そう、透が知っていればいい。透だけがしっている僕がいたっていいだろう?こつん、額を合わせて優しく微笑み返す。
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