愛と英 0513

「Trick and Treat、我が弟」

「ジャス兄さん…、andじゃなくてorなんじゃ」

「orなんて知らん、Trick and Treatだ。さぁお菓子も渡し、そして悪戯もさせろ」

「俺が作ったスコーンでよければここにありますけど」

「それは勘弁だ、全力で反対させてもらうぞ!」

「に、兄さん…。そこまで全力で否定しなくても…」

「仕方ないだろう。お前の作る料理なんて食ったら命がいくらあっても足りんからな。
さて、お菓子が貰えないとすれば悪戯をするのが確定だな。何をやってもらおうか…、そうだな、それならばお前には兄さんとエルヴィスに悪戯でも仕掛けてきて貰おうかな、お菓子をもらうついでにな」

「ちょ、ちょっと待ってください、兄さん!いくらなんでもそんな悪戯の内容は無理ですって!」

「別に大丈夫だろう?これぐらいならお前にも出来るはずさ」

「(兄さん達に悪戯なんて…、いくらなんでもジャス兄さんの悪戯願いでも出来るはずがない…!そんな事したら俺の命がいくらあってもたりない…!そうだ、話を逸らさないと!)
あ、に、兄さん!その手に持ってるのはなんですか!」

「ん、これか?見たらわかるだろ?」

「(逸らせたか…?)いや、だってそれ、ジャガイモ…ですよね?」

「ジャガイモだが、何か問題はあるのか?」

「ハロウィンといえば、カボチャなんじゃ…」

「何を言う。私の場合はジャガイモだ。ジャガイモ・オ・ランタン」

「そうなの…ですか」

「解ったならよろしい。さ、悪戯に行って来るんだぞ?」

「(話戻された?!)えっ、」



兄の言うことは
(絶対服従、だよな?)



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