たけあや 0131

ぐらり、いつもは強きな瞳に溜まる涙に理性が揺らぐ。下手くそな呼吸が鼓膜を震わす。何度も口付けを交わしてきた、俺からのが圧倒的に多いけど。数回、数えられるぐらいだけど絢自身から仕掛けられる口付けは俺を誘う。今回もそう、普段ならあり得ないだろう素直さを発揮し俺にすがりついてきた、夢でも見てるような、変な感覚。小さく、一度触れるか触れないかの口付けだったけど俺には十分すぎて。乱れるままの呼吸を整えることなく貪るように唇を重ね合わせる。今はそれだけで充分だ。



category:落乱
タグ: たけあや


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