りんゆゆ 0116

別に格好をつけてる訳ではなかったけど、ただ単に一匹狼らしく気取っていたら周りが勝手に空気を読んだだけであって、俺からは何もしとらんといいたい。それを無理矢理にもこじ開けて踏み込んで来たのが高嶺ゆゆ、本当にもうどうしたらいいのかこっちが手を上げたくなるぐらい困っている、嗚呼困っているとも。男としてのプライドが格好をつかないのが。
ファーストキスは大事に、初めてだったわけじゃないっていうのにそんな思い出さえも全て覆い隠してくるゆゆの存在は俺には大きった。気が付けばとうしてこうなった、放課後の人気のない教室に残っているのは俺とゆゆただ二人。

「凛ちゃん、ちゅー」

あどけなく笑ったゆゆと唇が重なる、柔らかい。情けない事に雰囲気に酔ってしまったのか流されている、言い訳ぐらいさせて欲しい。机に背を預け上半身だけ押し倒されている俺は何度も降ってくる啄むようなキスをされるがままだった、悪い気はしないから拒絶する訳でもなくこうして受け入れているわけであって。
俺の事が大好きと告げるゆゆに振り回されてばっかりだ、柔らかい唇の感触を味わいながら頬を赤く染めたゆゆの顔を眺める、不覚にも可愛いと思ってしまうのはやっぱり、惚れてしまったらからだろうか。これだけ積極的にキスを望んでくるゆゆだけどそれ以上は何もしてこない、それはそれで男として魅力があるのか自分が心配になる。
満足したのかゆっくりと顔を離すゆゆの腕を掴み形勢逆転。肩を押して机の上に押し倒すと目をまん丸く見開き何か言葉を発そうとする唇を塞いだ。ゆゆがするような短いキスでなく息をする隙間も与えぬように深く深く、舌を入れるとわかり易いほどに肩が揺れた。逃げる舌を絡み止める、角度を変えるたびにゆゆの苦しそうな息使いが耳をつく、ぞくぞかする。

「っ、あ、はぁ…り、んちゃん」

ゆっくりと顔を離すと瞳を潤ませでろでろに溶けきってしまったゆゆが俺の下にいる、される側になるとどうしてこんなに弱いのか分からない程に可愛い反応を示すからやめられない。
乱れた息を一息ついて整えセーラー服の裾に手を掛けた。



category:庭球
タグ: りんゆゆ


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