ゆゆ 0426
大好きな凛ちゃんにも言ってない隠し事がある。
多分、まだ凛ちゃんには知られていないはず、木手くんは勘が良いからバレちゃってるかもしれないけど凛ちゃんにだけ、知られないならいいんだ。
私がまだ山吹中でテニスをしていた頃まで遡る、一年前のお話。
二年生の頃、大好きな大好きなテニスで掴んだレギュラー、すごく嬉しかった。私の事を気に食わない人はいただろう、その原因は千石、押し付けるようで悪いけど原因は彼の存在、だと思う。何と言っても彼は女子から人気があってモテる、よくもわからないけど彼からやたら親しくされていた私はそれだけでも目立っていたんだろう、そんな気はないのに。それにもまして私が彼の誘いを断り続けたり、彼女達からしたら暴言ともとれるような発言を彼に投げかけてたのが気に食わなかったんだろう。だって本当に興味はなかったんだもの、凛ちゃん程夢中になれる人は私にはいない。大きく言えばそれがきっかけ、部内練習試合中、先輩が打ったボールか右目に直撃、それ以来右目の視力は落ちる一方で今も変わらず…慣れることには慣れたけどテニスからは距離を置くことにした、だから比嘉に転校した今でもテニス部には入らなかった。見てるだけでもういいんだよ、ラケットを握ることすら臆病になってしまったんだから。
こんな私を、凛ちゃんが知ってしまったら呆れられるかな、多分。だから凛ちゃんには内緒の私のお話。
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