白石と謙也 0429
完璧な聖書と呼ばれる白石蔵ノ介、只今苦戦真っ最中、只今というよりもう何年もやけど。その原因とは俺が俺が恋心を抱いとる彼方にこれっぽっちも自覚ないんが大半の理由や。アプローチはバッチリや、毎日それとない行為で気を惹いとるはずやけど幼馴染に似たような俺と彼方やからか…彼方が俺を男と思ってへん可能性のが高い、俺はこんなにも好きやっていうのに!大きく溜息をついて机に突っ伏す。
「あかん、このままやと謙也みたいにヘタレになってしまうわ…」「誰がヘタレや誰が!」
「なんや謙也やないか、噂をすれば本人やな…」
「ヘタレに否定はなしかい、まぁええわ…その様子見るとまた彼方絡みか?」
「俺のアプローチがあかんのやろか…」
「いや…、お前のアプローチは十分やと思うで…あれで気付かん彼方の方が不思議やっちゅー話や…」
「俺の愛があかんのか…愛が足りんのか…!!」
「そこまで言うとキモイで白石…」
「刹那ちゃん可愛がりすぎて初音と喧嘩中の謙也にいわれたくないわ」
「そっそれは別の話やろ!!」
必死に反撃してくる謙也の反応が面白くて塞ぎ込んでいた俺の気持ちもだいぶ軽くなる、はよ謙也と初音もくっつけばええのに、お似合いやで。俺も彼方とお似合いやって思われる日はくるんやろかな。
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