0619

「つーづる、あーや」

ろ組に兵助と一緒に遊びに来た綴と絢を二人の間に入り込むように背後から肩に腕を回して引き寄せる。ぎゅっ、と顔を寄せると驚いたような反応を示す二人と、少し離れたところから上がる悲鳴が二つ。悲鳴の犯人はもちろん言わずもがな、兵助と八左。私を女の子だって知っているのは雷蔵だけだから、二人共当たり前の反応だよね。だって想い人が他の男に抱きつかれているんだもの。
二人の髪を撫でたりしながら兵助とハチを見てみると雷蔵に頼み込むようにしていた。三郎はまたか、と呆れたような表情を浮かべていたけど。

「透」

二人に説得されたのか苦笑いをしながらやってきた雷蔵が肩に手を置く。…仕方ないなぁ、雷蔵には逆らえないよ。

「はーい」

名残惜しさを感じながらも二人に回していた腕をほどき、そのまま雷蔵の腕に手を回すと髪をやわやわ撫でられる。
雷蔵あったかい、大好き。



category:うちのこ
タグ: 落乱


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