せんしず 0619
閑お薦めという団子屋に来ること二回目。隣で団子を食べながら気の抜けるような笑み(これは勿論誉め言葉だ。)を浮かべる閑を見る。団子が美味いからか、それとも何か良いことでもあったのか。多分、後者だろう。
「閑、何か良いことでもあったのか?」
「そうなんっすよ仙様!」
聞いてください聞いてください!と拳を作りキラキラという表現がぴったりな閑に食べていた団子をひとまず置く。
「この店の事を纏にも教えたんすよ、そうしたら田村先輩が纏と一緒に言ってくれる事になったってきいて!」
「成る程、纏がか」
「はい!仙様に報告しちゃうほど嬉しくってつい…」
友達想いの子だ。閑のこういう一面が私は好きだ。ぽん、と髪に手を置き綺麗な髪をゆっくりと撫でるとくすぐったそうに閑が笑う。
「閑は嬉しいか?」
私と一緒にいて。言わなくても閑には伝わるだろう。
「もちろんっす!」
ほら、やはりな。口元についていたみたらしを指で掬い一舐めすると、頬を真っ赤に染める分かりやすすぎる反応を示した閑に思わず笑ってしまった。
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