クレミナ 0506
「お兄ちゃんの夢は何?」
「結婚したい」
「結婚?」
「そう!世界中旅して結婚したい、ここじゃないたくさんの景色を自分の目で見たい」
「わぁ、素敵!お兄ちゃん、その時は私も連れてってくれる…?」
「もっちろん!ミーナと一緒ならどんな時でも楽しいんだろうなぁ!」
「ミーナの夢は?」
「私?…そうだなぁ、お兄ちゃんとこれからも一緒にいたい。…それと」
「それと?」
「いつかお嫁さんになりたいな」
「オレの可愛い妹を嫁にやらんぞー!ってやっちゃうかもよ?」
「やだお兄ちゃんったら!嘘ばっかり!」
「嘘じゃねーよー、嫁に出したくないからなー」
冗談だと思ってくすくす笑うミーナをそのままぎゅーって抱きしめて、
「オレがその夢叶えてやる」
って聞こえないような小さな声で。そして訪れる最後の材料、の時…。
オリジニアがどんなにしあわせでも結末は変わらないからなぁ…また会えるよ未来で夢叶えよう。三章でクレアくんの気持ちの整理がだいぶ出来てきた時にでも。
「なぁ、ミーナ。夢の話したこと覚えてる?」
「夢…?うん、覚えてるよお兄ちゃんの夢。」
って切り出して欲しいなんか、クレアくんがミーナに全部打ち明ける時は好きだとか愛してるだとかそんなんじゃたりなくてたりなくて。結婚してくれ。がいいです。今じゃなくていい、もっともっと未来でいい。オレがミーナの側にいていいならオレと結婚してくれ。それ聞いて目パチクリさせるけどクレアくんは嘘言ってる感じでもないしでもぐるぐるして、今までお兄ちゃんとして接してきたわけだから好きっていわれても兄妹としての好きだと思ってたとこありそう。お兄ちゃんの夢だった結婚したいが自分に向けられるとは思いもしなかったお兄ちゃんの側から離れるのもいや、誰かにお兄ちゃんを取られるのもいや、側にいたい。例え血は繋がってない兄妹だとしてもお兄ちゃんと一緒にいたい。お兄ちゃん、じゃなくてクレアと…?
クレアくんの方は転生ミーナに実際の兄妹がいるんだからもうお兄ちゃんとして接さなくても大丈夫だって、なんとなく思ってそう。オリジニアからの繋がりがあるから兄妹でいたい半分、お兄ちゃんじゃなくてクレアとしてミーナを守りたい好きでいたい半分、
「…やっぱりオレの事『お兄ちゃん』としか思えない?ゴメン、ミーナを困らせたいわけじゃなかったんだ」
「違うの!あの、私わからなくて…。お兄ちゃんはお兄ちゃんでずっと一緒にいれると思ってたから。でも今のままじゃダメなんだってわかる…の。」
「ミーナの夢だったオレと一緒にいられること、それともう一つの夢、お嫁さん。オレが叶えられそう?」
「えっ…?」
「無理に兄妹辞めなくてもいいんだよ、ゆっくり考えてくれたらいい。オレはミーナの夢叶えたい」
「お兄ちゃん…」
「それで、オレの夢もミーナと叶えたい」
「どんな答えが出ようがオレとミーナが兄妹だってことは変わらないからな?」
って頭なでなでして…、本当は結婚したい、ミーナじゃないとイヤだって本心はあるんだけどそれをひた隠しにしてミーナの答えを待つクレアくん…もう『お兄ちゃん』しなくていい、ってわかってるクセにいつも『お兄ちゃん』であろうとするから…結婚してからもそうなるんだろうけど。
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