相良くんと琴ちゃん 0806

「相良くん、それじゃ駄目だよ。ちゃんと伝えたら三郎くんだって」
「黙れ！！三郎、三郎…、琴は三郎の何なの？ただ好きなだけでしょ？俺は、俺はそんな簡単な想いで済ませられるもんじゃないんだよ！！」
琴ちゃんに八つ当たりする相良くん。八つ当たりされても琴ちゃんは相良くんと鉢屋が双子だとかそういう事情は知らないから相良くんが何で怒ってるかもわかんない、けどめげずに返してくるから余計イライラしてそーな相良くん…、でも絶対手はあげないただなんとなく、感情全部ぶつけても琴ちゃんは相良くんのこと嫌いになったりしないだろうしどんだけ突き放そうが相良くんは鉢屋の友達だから、ってのがあるから、そんな態度とる琴ちゃんにわけわかんない相良くんが涙見せるかもしれないと思うと、それはそれで…ほらまだ14歳、だし。

「…琴って本当意味わかんない」
「へん、かな？」
「変だよ」

やっちまった相良くん。でも抱えてたものが全部なくなったような軽くなったような気がして悪い気はしない。だからこそどっかのルートでは琴ちゃんに殺されるエンドを選んだのかもしれない…相良くんが室町で選んだのは自害だけど鉢屋と琴ちゃんの一番の幸せを願ってた相良くんが室町での二人の最期が琴ちゃんが16歳の誕生日迎える前に流行病で亡くなって、すぐ後に鉢屋も後追いした。ってのを知ることはないんだろうけど…、それしったらな…。



category:小ネタ
タグ: 落乱