クレアくんの苦難 0806
始まりはいつも同じところから。前を行くミーナを追いかけても追いかけても距離が縮まらなくて呼んでも振り返らない。いつもの場所に来た時にミーナが振り返った瞬間に赤が飛び散る前に視界がブラックアウト。何度もそこのシーンばかりをみて、手を伸ばしても何しても届かない結末はいつも一緒のオリジニア。この時はもうミーナに会える確証なんてこれっぽっちもなかったわけだから余計に夢に見るのが辛くて、結末は変わらなくとも生きてるミーナを少しでも見れるから、とか思ってしまって不安定なクレアくん。クレアくんの心残りであり後悔、あの時駆け足で前を行くミーナの手を取って入れば何かが変わったのかもしれなかったのに。後に出会えるからよいんだけどね。
「お兄ちゃん起きてー、朝ごはんー」
「んんー…、ミーナあと五分…」
「お兄ちゃんったら、もー」
みたいなクレミナしたいだけ…。
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