さくみお 0513

俺の膝に頭を乗ってけいる澪…、ようするに澪を膝枕状態だ。
なぜこうなったかというと、俺の部屋に遊びに来ていた澪の「眠い、佐久間膝を貸せ」発言からである
そして今に至る。

膝枕って普通俺がされる方じゃないか…?男の膝枕なんてゴツゴツしてて気持ち良くないだろうに。

…ま、俺としては少しでもこんな風に澪といられるなら幸せだからな、そんな事を考えながら澪の髪を撫でる、さらさらと髪が指に絡む。

「……佐久間」

もう寝ていたと思っていた澪が呟いた。

「何?」
「…いや、何でもない」
「何だそれ」
「気にするな、私は寝る!」

何だ寝るのか、変な澪。
もう一度髪を撫でると小さくありがとう、と澪が呟いた。
その言葉だけで凄く満たされたような、幸せな気持ちでいっぱいになった。




category:稲妻
タグ: さくみお


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