0514

馬鹿みたいだ、と自分に言い聞かせるように呟く。
目が離せなかった、アリアの傍が心地いいと思っている自分がいた。
何時からこの感情を抱いた?アリアがオズウェルを好きだと知った時から?いや、違う。気付いていなかっただけで彼女に一目惚れだったのかもしれない。

理解してはいる、アリアがオズウェルを好きだということは彼女を見ていたらわかる事だ。彼女からしたら俺はただの良い友達だけである事を、その立場が揺らぐことはないという事を。

俺は自分の立場をわかっているのか?スパイだ、此処とはいずれ敵対し裏切る事となる。どれ程此処が居心地の良い場所であろうが親しい友が出来ようが、……例え愛する人がいようが所詮裏切り者となる。

俺は此処にいるべき存在ではない、アリアを好きになる資格なんて俺にはないんだ。



後悔と愛情と
(どうして貴方を愛してしまったんだ)



category:うちのこ
タグ: 稲妻


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