華月と馬岱 0514
「お嬢ー!」
「あ、岱ちゃん」
「何見て…、って若?」
「そそ、馬超が鍛練中だから手合せ待ちー」
「お嬢手加減しないからなぁ、若が怪我しないか心配だよ」
「ちょ、岱ちゃんそれ地味にひどいから」
「ははっ、冗談冗談!」
バシバシと背中を叩かれる、痛いです岱ちゃん
しかし岱ちゃんは陽気な人だ、馬家の人はこういう性格なんだろうか?
じーっと岱ちゃんを見つめてみる、従兄弟なだけあって馬超と似てるようなそうでもないような…。
「何、お嬢?見つめられると照れちゃうよー?」
「思ってもいない事をー」
「思ってるって!お嬢可愛いも…、若がこっち見てるよ、怖い怖い」
こっちに向かって何かを言ってる馬超から逃げるように華月の後ろに回り込んだ馬岱に華月は思わず笑ってしまった。
「お嬢」
「何?」
「あー…、いややっぱり何でもないよ」
「逆に気になるんだけど」
「また言うから!今回は無しって事で」
「むー…、仕方ない!そういう事にしておこうじゃないの!」
「さっすがお嬢!あ、若の鍛練終わったみたいだよ、俺は此処から見てるから行っておいで」
「ん、わかった」
行ってくるね、と手を振り馬超の元に掛けていく華月の後ろ姿を見つめる。
「…俺には遠い存在だよねぇ」
すべて仮定の話(若に勝てるなんて、ない事)
category:無双
タグ:
蜀