馬華 0514

「ん」

唐突に華月にしゃがんで、と言われたので華月と目線をあわせるようにしゃがむ。

「よし!」

気合いの籠もった一声の後に華月は俺の髪に手を伸ばした。

「何だ、髪が触りたかったのか?」
「まぁ、そういう事」

わしゃわしゃと髪を弄られる、むずかゆいというかくすぐったいというか、何ともいえん心境だ。華月を見るとその笑みに思わず心臓が高鳴る、今思えば視線が同じな為にいつも異常に距離が近い。

「馬超の髪、きもちー…」

しかも当の本人は全くもって意識すらしていないようで、この状況を楽しんでいる、…何とも心臓に悪い。雰囲気的に何も呟けないので視線を少し逸らすと前髪を掻き上げられる。

その後、一瞬の出来事。
華月との距離が近付き、額にやわらかいものが触れた。

「髪触らせてくれてありがとう、馬超!」

何が起きたのか俺の頭は理解がついていっていない間に華月は走り去っていった。



(ちょっと待てちょっと待てちょっと待て。落ち着け俺、いやこのような状態で落ち着けるわけがない!
今のは、もしかして…)




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