
「今日は朝から最悪だわ! なんなのあなた!」
「それは僕のセリフだよ。君みたいな子に僕の建前が使われているかもと想像すると」
「た、建前!?」
突然動揺する小豆梓。不思議に思った横寺は質問をしてみることに
「ねぇ、昨日か一昨日の晩、笑わない猫像へ行った?」
「へっ!? な、なんのことかしら? 知らないわ」
「……怪しい」
「あ、怪しくなんかないわよ! あなたこそ急に何よ! レディに対して失礼すぎると思わないのかしら?」
「レディ? 誰が?」
「くっ! こいつ……」
「あぁごめん! 決してバカにするつもりは! 僕建前がなくてつい本音を」
「本音!? 今の本音なの!? 冗談じゃなくて!?」
「あ、いや、えっとー。あははー」
笑って誤魔化すしかなかった
「あなたみたいな最低な人初めてよ! けど私は他の子とは違うから」
そう言うと小豆梓は不機嫌そうな表情を笑顔に変えた

「あなたのような人でも普通に接してあげるわ。光栄に思いなさい?」
「物凄い無理して言ってない?」
「いいえ」
「絶対無理してる」
「いいえ!」
「ぺったんこ!」
「いいえ!!」
「あははー。君面白いねー」
「喜んで貰えて嬉しいわ!!」
小豆梓はそう言い切ると横寺を置いて校内へと入っていってしまった
「おかしい。あれだけ失礼なことを言っても笑顔のままなんて」
主人公はぶつぶつと考え事を呟きながら小豆梓への疑問を募らせる
「もしかしたら、小豆梓は本当に僕の建前を」
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