黄瀬vs安室(混合)※


先月から大学の近くにある「ポアロ」という喫茶店でアルバイトを始めた私。優しいマスターにいつも元気な梓さん、そしていろんな意味でイケメンな安室さんとのアットホームな雰囲気が大好きで毎日のようにシフトを入れている。最初は何をするにも戸惑い失敗ばかり繰り返していた私もみんなのおかげで今では常連さんにポアロの一員として認めてもらえるレベルになった。

毎週日曜日はデートの日だと彼氏の独断で決められたのでバイトはお休み。彼氏の涼太はまだ高校生なため、お互い学生といえど毎日会えるわけではない。だからマスターにどうしてもシフト入ってほしいと頼まれたり涼太がバスケの試合で会えないときは涼太の機嫌がめちゃくちゃ悪くなる、ので正直めんどくさい。

そんな日曜日の今日はうちでまったりすることになっているんだけど、昨日も閉店までバイトだった私はなかなか起きる気になれず。ベッドですやすや眠っていると合鍵を使った涼太がもぞもぞと布団の中に入ってくる。

「名前っち、起きて」

後ろからぎゅーっと抱き着きながら犬のようにかまってアピール。

「んー…涼太…今何時?」
「8時っス」
「早…お昼くらいに来ると思ってた…」
「だって名前っちといられる貴重な日なんスよー?一分一秒たりとも無駄にできないっス!ほんとは昨日から泊まりに来たかったけど名前っちバイトだからって断るしー」
「しょうがないじゃん…」
「こっち向いて」
「えー…」

涼太と同じテンションになるにはもうちょっと時間が必要なんですけど。密かにさっきから二度寝を試みようとしている私に気付いているのか涼太は私を無理矢理自分のほうに向かせる。

「もう、スッピンだからやだ…んっ…」

人の意見も聞かずに涼太は布団の中で私を抱きしめてキスをしてくる。

「そんなんもう何回も見てるし、オレ名前っちのスッピンの顔も好きっスよ」
「……うざい」

涼太はいつも恥ずかしいくらいストレートに愛情をぶつけてくれる。私のほうが年上なのに、照れ臭さからかなかなか素直になれなくてこんな言葉しか出てこない。でも涼太は私のことをよく理解しているらしく、「かわいい」と言って更に強く抱きしめてくるからなんだかんだで涼太のペースに持っていかれてしまう。

横向きで抱き合っていた涼太が私の上に重なり、見上げれば涼太が犬から狼の顔に変わってる。カーテンを閉めたままの薄暗い部屋で朝から呼吸を乱す私たち。可愛く甘えてくる涼太も、雄モード全開の色っぽい涼太も大好き…


先にシャワーを浴びてお昼ご飯の準備をする。

「あ、いい匂いすると思った」

シャワーを浴びていた涼太が浴室から出て横に立つ。

「もう少しで出来るからあっちで待ってて」
「はーい。飲み物貰うっスよー」
「うん」

高校のとき、後輩だった涼太と付き合ってもうすぐ一年が経つ。大学生になりひとり暮らしを始めた私のアパートに涼太はよく訪れて、今ではまるで同棲しているかのように涼太が当たり前にそばにいてくれるのが嬉しい。

「オムライスー!オレ、名前っちの料理なんでも好きっスけど、オムライスは特に好きっス」
「ありがとう。最近ポアロでキッチンのほうもやらせてもらえるようになったから今日のは自信あり」
「へぇ…じゃあいただきまーす!」
「いただきます」

オムライスを口に運びながら涼太のリアクションを伺うと、わかりやすいくらいパアッと顔が明るくなった。なんか可愛くてこっちまで顔がにやける。

「うっまー!!」
「やったね、安室さんにこの間美味しいオムライスの作り方教えてもらったんだー」
「安室さんってどういう人っスか?名前っちと同じ女子大生とか?」
「ううん、てゆーか安室さん男の人だし」
「え?」

涼太が表情を曇らせスプーンをお皿に置く。あー…やばい。

「安室さんの下の名前は?歳は?彼女いるんスか?身長何センチっスか?顔面偏差値どれくらいスか?」
「ちょっと涼太落ち着いて…」
「落ち着いてなんかいらんねっスよ!名前っちの浮気者!!」
「はあ!?」

涼太はモデルもやってて高校バスケ界でも有名で人気者。自分に自信もたっぷり持っているくせにすごくやきもち妬きだったりする。しかも安室さんは正直すごく私のタイプで、もし涼太と出会っていなければ私は安室さんのことを好きになっていたかもしれないと思ってしまうほど素敵な人。相手がイケメンだと余計に涼太の嫉妬心が加速しそうだからあんまり安室さんの話はしないようにしてたんだけど…嗚呼、私のバカ。



「はぁ…」
「どうしたんです?今日はため息ばかりこぼしていますが」
「あ、安室さん…すみません…」
「毛利さんたちの注文、僕がとってきますね。きっと毛利さんはブラックを頼むでしょうから、先に作っておいてもらえますか」
「あ、はい」

昨日はあの後気まずい沈黙が続いて、結局仲直りしないままふてくされた涼太は帰ってしまった。いつもならしょっちゅう送られてくるラインも今日はまだ一度もないし…どうしたらいいんだろう。タイプとはいえど、別に私は安室さんのことを好きなわけじゃ…

「蘭さんはカフェラテ、コナン君はオレンジジュースでした」
「ふふ、いつものやつですね」
「はい。…よかった、やっと笑った」
「え?」
「今日は朝からずっと思いつめた顔をしていたので少し気になってたんです。悩みがあるならいつでも聞きますよ、僕で良ければ」

好きなわけじゃ…ない、はず。私の彼氏は涼太で、涼太のことが大好きなことに変わりはない。でもこうやって弱ってるときに優しくされると、やっぱ安室さんて大人だなって、涼太にない魅力にときめかされてしまったりするのも事実だったりするわけで。

「実は昨日彼氏とケンカをしてしまって…」
「へぇ…名前さん彼氏いたんですね」
「はい。すごく好きなんですけど、彼私より2つ年が下でまだ高校生なのもあって…昨日安室さんの話をしたら怒らせちゃって」
「嫉妬…ですか?かわいいですね」
「もう、からかわないでください」

安室さんと話をしながらコナン君たちの飲み物を注いでいるとカランカランと入り口のドアが開いた。

「「いらっしゃいませ」」

条件反射で入り口に向かって笑顔を向けると、そこにいたのは噂の涼太本人だった。え、なんでいんの!?

「あ、名前っちー!」
「ちょ、涼太…来るなら来るって」
「サプライズっスよ!名前っちの頑張ってるとこ見たくなっちゃって」

絶対嘘だ…昨日の今日であんたの狙いは絶対…

「どーもっス。あんたが安室サン?ふーん…へぇ…」

涼太は注文の品をコナン君たちに出しにいった安室さんを舐め回すように上から下まで見定めている。

「オレ名前っちと付き合ってる黄瀬涼太っス。彼女がいつもお世話になってるみたいで」
「ちょっとバカ、なにやってんのよもうー…!ほら、部活帰りでお腹減ってるんでしょう?はい、これメニュー」

涼太の制服を引っ張るとカウンター席に座らせメニューを渡す。まさかこんな風に乗り込んで来るとは思ってなかった…

「黄瀬くん、でしたっけ?挨拶が遅れてしまいすみません、安室透です。こちらこそ、いつも名前さんにはお世話になってます」

ちょっと安室さんまで…!別に改まって挨拶とかわざわざしなくていいのに…ほら案の定涼太の眉間にまたシワが寄ってる…

「安室サンてモテそうっスよねー彼女の一人や二人そりゃあいますよねー」
「あはは、全然ですよ、残念ながらいません。黄瀬くんこそ、モデルだなんてすごいですね。名前さん心配になったりしないんですか?」
「えーっと…まあ。でも涼太は優しいし、結構私との時間を優先してくれるので…ね?」

涼太に笑顔を向けると少しまだ膨れながらも「…当然っス」と顔を赤らめた。早く機嫌なおしてよ、と思いながらも笑みがこぼれる。涼太のやきもちは異常だけれど、でも好きな人にやきもちを妬かれること自体は素直に嬉しい。バスケにモデルにと疲れているのにこうしてバイト先に来てくれたのも私を好きだからだと思うと心が温かくなる。

「なんだ、ケンカ中だと聞いたのでチャンスかと思いましたが残念です。ラブラブじゃないですか」
「はああ?」

ちょっ…なんでいい感じの空気になりつつあったのにまた拗らせようとしてるの安室さん!てこの人…さてはこの状況楽しんでる?危な…一瞬またうっかりドキッとしちゃったけどそうはいきませんよー!?

「もう、涼太もいちいち安室さんの冗談本気にしないの。注文決まった?」
「あはは、バレましたか。すみません」
「もーなんなんスかこの人ー。じゃあナポリタンで」
「あ…じゃあ安室さん、お願いしてもいいですか?」
「え、名前っちが作ってくれるんじゃないの?」
「私はまだ作れるメニューが少ないから…」
「ちょうどいい機会だし、僕がお教えしますから一緒に作りましょう」
「え、いいんですか?」
「オレは全然良くねっス。何が悲しくて2人で作ったもん食わなきゃなんねーんスか」
「でも名前さんが初めて作ったナポリタンを最初に食べることが出来るんですよ?僕は横で説明するだけで、作るのは名前さんですから」
「…そーゆーことなら、いっスよそれで」

安室さんの手のひらで転がされる涼太に苦笑いしていると、入り口が開いてまたお客さんが。

「ちょっと蘭聞いてよー!さっきこの近くでモデルの黄瀬涼太が…てええー!!」

蘭ちゃんの親友の園子ちゃんだ。鈴木財閥のご令嬢なのにサバサバしていたりミーハーだったりですごく親しみやすい常連さん。

「名前さんの彼氏なんだって」
「うええ!?マジで!?」
「えへ、実はね。だって園子ちゃんが涼太のファンだなんて知らなかったし」
「う、羨ましいぃぃ…あの、よかったらサインとか貰えたり…」
「涼太、いいよねサインくらい」
「全然いいっスよー名前っちの友達みたいだし!」
「よかったら料理が出来るまでこっちで一緒にお話しましょうよー!ね?ね?」
「あーいやーそれは…」
「いいじゃん、作ってるとこ見てても飽きるだろうし。それに、涼太と共通の友達が出来たら私も嬉しい」
「名前っち…じゃあ…お邪魔するっス」
「いやったー!!!」
「もう、園子ったら…」

申し訳なさそうにする蘭ちゃんに笑顔を返すと、安室さんの元へ戻り「すみません、騒がしくて…」と謝ってナポリタンを一緒に作り始める。

「かわいいですね、彼氏くん」
「そうですか?」
「名前さんのこと大好きだって気持ちが全身から溢れてます。それに名前さんも…顔、笑ってますよ。彼の話をしているとき」
「もう、またバカにして…材料これだけでしたっけ?」
「あ、あとは…ちょっとこっちに来てもらえますか」
「はい」

冷蔵庫の扉を開けると必要な材料や置き場所を説明する安室さんがぐっと近づいて来る。安室さんが私の後ろから冷蔵庫の扉を開けてるからなんか肩を抱かれてるみたいな錯覚に陥ってドキドキしちゃうんだけど…!ホールから見えてないかすっごい心配…

「名前さん、僕がさっき言ったこと本気だったらどうします?」
「さっきって…何のことですか?」
「ケンカ中なら僕が入り込む隙があるんじゃないかって話ですよ」
「え…?いや…あの…それって…えっ??」
「…なんてね。2人が羨ましくてちょっと意地悪したくなってしまいました」
「もうー。安室さんひどい!」
「あはは、すみません。名前さんの困った顔が可愛くてつい」
「そんなこと言われても許しません」
「あはは」

やっぱ上手いなぁ、女の子の扱いが。涼太同様私まですっかり遊ばれちゃってるし。許しませんとか言いながら未だ背中に触れてる腕にドキドキしちゃってるし。

「すいませーんすいませんすいませんすいませーん!!!!!」

私たちを遠くから見張っていたのであろう涼太がカウンター席から大声で呼んできたので安室さんは私から離れた。

「はいはい」
「追加の注文っス…つーか人の彼女に馴れ馴れしく触んないでほしいっスね、オジサン!次やったらセクハラで訴えるっスよ」
「あはは、困ったな。気をつけますね」

読めない人だなぁ、安室さん。まあ涼太がわかりやすすぎるのかもしれないけど。元々当欠や早退の多い安室さんの穴埋め要員でバイト募集してたみたいだけど、それでも安室さんの人気と仕事ぶりはすごいもんなぁ。ほんと尊敬する。

結局その後はカウンター席から涼太に監視するようにじいいいいっと見られて変に緊張しながらナポリタンを作ることとなった。試作品としてコナン君たちにも食べてもらったらなかなかの高評価をもらえてよかった。涼太もなんだかんだでみんなと仲良くなってたし、楽しかったなぁ。


「名前っち、今日泊まってっていい?」
「いいけど…明日も学校でしょ?お家の人に一言ちゃんと連絡しておいてね」
「うん、じゃあ外で待ってる」
「寒いからうちで待ってていいよ?」
「いい。一緒に帰りたいし」
「んーわかった。じゃあ急いでお店片付けて行くね」
「うん」

涼太の機嫌も直ったみたいだし、仲直り出来たみたいで一安心。それに今日も泊まってくとか、まさかの展開だけどちょっと嬉しいな。週末のお泊まりはよくあるけど、こーゆーパターンは初めてだし。

入り口のドアを閉めて掃除を始めると、安室さんと2人きりになる。さっきまでたくさん人がいてわいわいがやがやしていたせいか一気に静かになった感じがしてちょっと緊張する。

「彼氏、泊まってくんですか?」
「そうみたいです。まあもう時間も時間ですし、ここからだと涼太の家より私のアパートのほうが近いので」
「へぇ、楽しそうですね」
「んー…ふふ、まあそうですね。否定はしません」
「あはは、朝とは別人のようだ」
「私そんなひどい顔してましたー?」
「はい、それはもう」
「もう、安室さん意地悪!」
「あはは、すみません。でも…もしまたあんな悲しい顔をさせられるようなことがあったらそのときは、彼からあなたを奪ってしまってもいいですか」
「安室さん……ってもう騙されませんよー?お先に失礼します!」
「あはは、お疲れ様でした」

安室さんてほんと優しいお兄さんって感じだなぁ。コナン君や蘭ちゃんたちも大好きだし、バイト先ポアロにしてほんとよかった!安室さんに笑顔で手を振りるんるんでドアを閉めた。

「……今のは、本気なんだけどな」

ドアを閉めた後、安室さんがそんなことをこぼしているとは夢にも思わない私は寒空の下で待ってくれている涼太の元へ急いだ。

「ごめん、冷えちゃったでしょ」
「うん、名前っちあっためて」
「えーここではちょっと…まだ安室さんお店にいるし、ここの二階毛利さんのお宅だし」
「ちぇ。じゃあ家着いてからなら…いい?」
「…しょうがないなぁ」
「じゃあ、行こっか」
「うん」

当たり前のように自然に繋いでくる涼太の手は冷え切っていて、なんだか申し訳なくもあり愛しくもなった。完璧で大人な安室さんじゃなくて、ちょっとめんどくさくて子供っぽいところもあるけどまっすぐ私を好きでいてくれる涼太がいい。涼太が、好きー…


部屋に着くなり玄関でキスをしてくる涼太。思わずバッグをドサッと落としてしまうがそれを気にする隙も与えないくらい涼太のキスは荒くて深い。

「…ん…ふっ……」

私をお姫様抱っこするとベッドまで運んで制服のネクタイを緩める涼太。あれ…もしかしてまだ怒ってる…?

「あんなイケメンと働いてるなんて聞いてねっスよ…マジでむかつく…」
「ちょっ…りょ…んん…」

ネクタイを解き床に落とすと弁解もさせてくれない涼太は再び私の唇を奪う。服を捲りあげてブラの上から胸を揉みながら舌を絡めたやらしいキスを苦しくなるまで続ける。

やっと唇が離されると服を脱がされてパンツだけにされる。私も涼太のを脱がそうとすると、「そんなことする余裕なんて与えねっスよ」と言う涼太に胸をしゃぶられる。

「あっ…涼太っ…あぁっ」
「名前っちこうやっておっぱい舐められんの好きっスよね…まさかアイツともこんなことしてるんじゃ」
「して…な…んっ…」
「こーゆーえっちな顔は、オレにしか見せちゃダメっスよ…」
「…ん…あんっ…そんな…だめっ…」

胸を涼太の涎で濡らされて音を立てて舐められる。私だけ脱がされて、涼太は乱れてるけど制服を着たままで、犯されているみたいで恥ずかしい。

「あっ…だめ…っ!」

胸を揉みながらパンツの中に手を入れる涼太。自覚するほど濡れているソコを触られるのは死ぬほど恥ずかしい。しかもこの状況で。

「オレに責められてこーんなぐちょぐちょに濡れるなんて、名前っちやっぱドMっスね」
「やっ…うるさ…ああっ…」
「いいっスね、その可愛い声、もっと聞かせて…」
「んんっ…やっ…ああ…あぁあああっ」

身体をぎゅっと密着させると指を激しく動かし中を掻き混ぜられて大きな声が出てしまう。涼太に強くしがみついて声を抑えても、それでも全然抑えきれなくて、なのに涼太は容赦なくそれを何度も繰り返す。

「潮吹くくらい気持ちいいっスか…ハァ…ハァ…」
「も、無理…涼太…お願い…許して」
「ダメ…」
「あ…あ…やぁ…だめ…ぃやぁああぁあっ」

指だけで何度もイカされて、体力も尽きそうなところで涼太がズボンに手をかけ大きくなった自身を取り出した。

「欲しい?」
「…うん…欲しい」
「こーゆーことするのはオレとだけっスよ」
「当たり前でしょ…涼太…好き」
「………!」

ぎゅっと抱きつき私からキスをする。涼太の口の中に舌を入れて、ゆっくり、だけど熱くてえっちなキス。いつもは自分からこんなキスしないけど、イカされすぎて理性が壊れてしまったみたい。とにかく涼太が好きで、早く欲しくてたまらない。

「…ん…ふ…んん……ん…」

腰を動かして涼太の熱くて硬くなったソレに擦り付ければ我慢出来なくなった涼太がズブッと挿れて中が一気に満たされる。

「んっ…ああっ」
「ハァ…名前っち、今のキス、もっかいして…」

涼太の顔を両手で包み込んでもう一度唇を重ねると、涼太が舌を絡めながら激しく腰を打ち付けてくる。グチョグチョに濡らされたソコは何度も肌がぶつかりやらしい音が鳴り響く。

「んっあぁっ…あんっ…やっ…」
「ほら…キス続けて…っ」
「むっ…りぃ…んっあっ…」
「あぁ…きっつ…名前っち…」
「…ん?んっ…」

涼太もイキそうなのか今度はゆっくりと腰を動かしてねっとりとしたキス。涼太が目を閉じないから私も涼太を見つめながら舌を絡めてるけど、これ恥ずかしい…。

「名前っち…」

ちゅっと音を立てて唇を離すと涼太が見つめてくる。

「ん…?」
「…好き。大好きすぎておかしくなりそうっスよ…ずっと、この腕の中に閉じ込めてオレだけのものにしたい…」
「涼太…私も好きだよ。涼太が嫌なら、バイト辞めたっていい…」
「名前っち…」
「ねぇ…キスして?」
「いいっスよ…今日は寝かせない気で来たから朝まで嫌ってほどしてあげる」
「ん…」

その後再び激しく涼太に奥を何度も突かれた私は気を失うまで抱かれ続けた。現役高校生運動部の体力と涼太の嫉妬深さナメてた…


翌日更に朝から2回も抱かれて、涼太は元気に学校へ向かっていった。昨日私が制服汚しちゃったからジャージで行ったけど大丈夫なのかな。涼太がいなくなった部屋は静かで、急に寂しくなる。まだ温かい布団には涼太の匂いが残っていて、まるで涼太に包まれている錯覚を覚えながら私は再び幸せな眠りについた。