「姉貴!!」
彼氏の手を離してしまった。もうだめだ。
私はしんだ。大地が砕け、大地が悲鳴をあげ、大地に飲み込まれた。
世界の終わり。
その言葉がしっくりと、私の中で轟いた。大地の狭間に落ちて行く。ゆっくりとゆっくりと。
ゆっくりなのに、速いスピードで。
どうか、神様お許し下さい。私はたった一人の弟に恋をしました。許されない恋。許して下さるのなら何だってします、だから。
暗転。
目を覚ました。見知らぬ天上。私は。そうだ、私は大地に吸い込まれたんだ。まるで世界が終わったみたいな感覚で。
鏡を除き混むと見たことのない女性だった。
綺麗なウェーブかかったプラチナブランドの髪に見た目は20歳前後だろうか。
自分とたいして変わらないお年頃だ。どうしてこんなことになったのだろう
職業
普通の大学生⇔魔女かつ、闇払い