ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―

Episode9

『本当の気持ち』

― 普段見えない姿を知り、相手への印象が変わる日 ―



Scene3

『404 HOUSE』

Tuesday|01:30 PM



404 HOUSE。

昼。

朝の慌ただしさが嘘のように静かになった家。



11人が暮らしている場所。

でも、

いつも誰かと一緒にいるわけではない。



共同生活では、

人と過ごす時間だけではなく、

一人でいる時の姿にも、その人らしさが出る。



ウォヌ

01:35 PM

リビング。

窓際のソファ。

ウォヌは一人で本を読んでいた。



ページをめくる音。

時計の音。

静かな午後。



404 HOUSEでは、

会話に入るより、

少し離れた場所からみんなを見ることが多いウォヌ。



でも、

一人の時間になると、

さらに静かな世界に入る。



本に付箋を貼る。

気になった文章を書き留める。



「……。」



誰かに見せるためではない。

ただ、

自分が好きだから続けている時間。



【Interview】

ウォヌ

「一人の時間は必要です。」



「人といるのが嫌という意味ではなくて。」



「考える時間があると、また人と話す余裕ができるので。」



少し笑う。



「404 HOUSEでは、思ったより話す時間が増えました。」





ユナ

02:10 PM

自室。

ノートパソコン。

資料。

メモ。



ユナは仕事をしていた。



起業家として、

普段から決断することが多い。



画面を見ながら、

何度も考える。



「……ここは変更した方がいいかな。」



一人で仕事をする時のユナは、

華やかな雰囲気とは違った。



真剣。

慎重。

そして、

誰にも見せない不安を抱えながら進めている。



【Interview】

ユナ

「仕事をしている時は、強く見られることが多いです。」



「でも、決めることが全部正解かなんて分からないので。」



「毎日悩んでいます。」



少し笑う。



「たぶん、みんな同じですよね。」





ソヨン

03:00 PM

キッチン。

一人で料理をしているソヨン。



野菜を切る音。

鍋の音。



「夜、みんな食べられるかな。」



自然に人数分を考えている。



まだ共同生活9日目。

全員の好みも完全には分からない。

でも、

誰かが帰ってきた時に、

食べるものがあるように。



ソヨンはそういう小さなことをしていた。



【Interview】

ソヨン

「料理するのが好きなんです。」



「誰かが美味しいって言ってくれると嬉しいので。」



少し間。



「でも、たぶん私……人のことを優先しすぎるところがあります。」



「気付いたら、自分のことが後になっていることもあります。」





スングァン

04:20 PM

404 HOUSE。

玄関の音。



「ただいま。」



返事はない。



今日は仕事が少し早く終わった。



いつもなら、

誰かを探す。

話しかける。

今日あったことを話す。



でも、

家には誰もいない。



リビング。

静か。



スングァンは冷蔵庫を開ける。

一人分の食事を準備する。



いつもの明るい声はない。



テレビをつける。

でも、

すぐ消す。



「……静かすぎるな。」



小さく笑う。



誰かがいる時は、

「うるさい」と言われるくらい話す。



でも、

一人になると。

少しだけ寂しそうな顔をする。



【Interview】

スングァン

「僕、静かな時間も好きですよ。」



少し笑う。



「でも、長すぎると寂しいです。」



「誰かがいるって、やっぱりいいなと思います。」





STAFF NOTE

共同生活9日目。

人は、

誰かといる時だけが本当の姿ではない。



笑顔の人にも、

静かな時間がある。

強く見える人にも、

迷う瞬間がある。



404 HOUSEで少しずつ見えてくるのは、

「一緒にいる時の顔」だけではなく、

「一人になった時の本当の姿」。



そして、

その姿を知った時。

相手への印象は、

少しずつ変わっていく。



次回 Scene4

『帰宅』

Tuesday|夜

少しずつ戻ってくる11人。

いつもなら明るいスングァン。

しかし今日は少し違う。

その小さな変化に、

最初に気付く人がいる。




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