RE:MEMORY Phase1

Episode8

「それぞれの日常」

Day8: Monday

共同生活8日目



Scene4

「おかえり」



Evening

仕事を終えた出演者たちが、少しずつRE:MEMORY HOUSEへ戻ってくる。

朝、それぞれ別の場所へ向かった10人。

同じ家に住んでいても、この日は初めて全員が「別々の一日」を過ごした。



【字幕】

「同じ家に帰る。」

「それだけで、少し特別になる。」



夜。

RE:MEMORY HOUSEの玄関。

ドアの前に立つチアキは、制服から着替えているものの、長時間のフライトを終えた疲れがにじんでいる。

小さく息を吐き、鍵を開ける。



ドアが開いた瞬間。



「おかえり!」



リビングから声が飛ぶ。



チアキは少し驚いたあと、すぐに笑顔になる。



チアキ:

「……ただいまです。」



【BGM】

柔らかなピアノ音。



朝は静かだった家が、今は誰かを迎える場所になっていた。



スングァン:

「今日一番早く出た人が帰ってきました!」

(笑)



チアキ:

「そんな紹介されると思わなかったです(笑)」



スニョン:

「何時間働いたんですか?」



チアキ:

「移動時間も入れると、結構長いです。」



ディノ:

「大変ですね……。」



メンバーたちは、改めてチアキの一日の長さを知る。



Interview

スングァン

「今までもチアキさんが朝早く起きるのは見ていましたけど、仕事の話を聞くと……。」

「本当にすごいなと思いました。」



「いつも静かだから、そんなに大変なことをしている感じがしなかったです。」



リビング

テーブルには夕食が並んでいる。



ミンギュ:

「今日はチアキさんが疲れていると思ったので、簡単に食べられるものにしました。」



チアキ:

「え……準備してくれたんですか?」



ミンギュ:

「みんなでやりました。」



スングァン:

「僕は味見担当です。」



ソヨン:

「それは担当って言わないです(笑)」



全員が笑う。



【字幕】

「一人で頑張る場所から。」

「一緒に帰る場所へ。」



チアキは席につきながら、静かに周囲を見渡す。



Episode1。

初めてこの家に来た日。

玄関の前で、ドアノブに触れる指先が少し冷たかった。

中から聞こえてくる声も、笑い声も、まだ自分とは遠い世界の音みたいで。

知らない人ばかりの空間に入っていくことが、こんなにも息を詰めることだなんて思っていなかった。

迷惑をかけないように。

嫌な印象を持たれないように。

ただそこにいるだけで精一杯で、視線ひとつ、言葉ひとつにまで気を張っていた。

あの時のチアキにとって、この家は「帰る場所」ではなく、まだ「うまくやらなければいけない場所」だった。



でも今は。



「おかえり」

と言ってくれる人がいる。

その一言が、胸の奥に静かに落ちていく。

肩に入っていた力が、気づかないうちにほどけていく。

ここでは、無理に笑わなくてもいい。

完璧に振る舞わなくてもいい。

ただ帰ってきた自分を、そのまま受け止めてもらえる。



チアキ Interview

「最初は、共同生活ってもっと気を遣うものだと思っていました。」



「でも、今日帰ってきた時に……。」



少し考えてから、続ける。



「ここって、頑張って居場所を作る場所じゃなくて……。」

「もう、帰ってきていい場所なんだなって思いました。」





リビング

食事中。

それぞれが今日の出来事を話している。



ジョシュア:

「チアキさん、機内では英語も使うんですよね?」



チアキ:

「はい。海外のお客様も多いので。」



ジョシュア:

「じゃあ僕より英語使ってるかもしれないですね(笑)」



チアキ:

「そんなことないです(笑)」



会話が自然に続いていく。



以前なら、

「話についていけないかもしれない」

と遠慮していたチアキ。



今日は、自分から答え、話を広げている。

その声には、少しだけ余裕がある。

誰かの輪の中に入ることを、もう怖がっていない。



ミンギュはその変化に気づく。



ミンギュ Interview

「最初の頃は、チアキさんがみんなに合わせようとしている感じがありました。」



「でも最近は、自分の話も少しずつしてくれるようになった気がします。」





リビング

食後。

チアキが食器を持とうとする。



ミンギュ:

「あ、今日は置いてください。」



チアキ:

「でも……。」



ミンギュ:

「今日は仕事して帰ってきた日です。」



少し笑って、続ける。



「こういう時は頼ってください。」



チアキは少し戸惑ったあと、



チアキ:

「……じゃあお願いします。」



初めて、自然に任せる。



【字幕】

「頼ることも、共同生活の一部。」



ミンギュ

その様子を見て、少し笑う。



大きな変化ではない。

ただ、チアキが少し肩の力を抜いた瞬間だった。

そしてその小さな変化が、この家にいることを「我慢」ではなく「安心」に変えていく。



次Sceneへの繋ぎ

その夜。

全員がリビングに集まったところで、番組スタッフから新しい封筒が届く。



スングァン:

「またミッションですか?」



封筒には、



『TODAY’S STORY』



の文字。



【字幕】

「今日、あなたが見た新しい一面を共有してください。」



10人は顔を見合わせる。

それぞれが過ごした一日の中で見つけた、まだ知らなかった相手の姿。



次回へ続く。



Scene4予告

Episode8 Scene5

「TODAY’S STORY」

予告:

* それぞれの仕事で感じたことを共有
* チアキが初めて仕事への想いを語る
* 10人がお互いを尊敬する瞬間
* 家での姿とは違う一面を知る

字幕:

「知れば知るほど、その人を尊敬する。」




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