#刀剣男士に会えない初めての夜
「……あれ?先輩?どうかしたんですか?」
聞き慣れた声に振り向くと、蜂蜜色の瞳と視線があった。
その色に一瞬自分の近侍の白い方を思い出してしまった辺り、ああこれは自分で気がついていないだけで中々重症かもしれない…だなんて遠い目になる。
そんな僕の様子に首をかしげて、彼女は―――帝國図書館特務司書・秋舘楓李はとてとてと小走りでこちらに近寄ってきた。
「やあ、楓李。今仕事終わり?お疲れ様」
「お疲れ様です!ちょっと報告会が長引きまして…今から帰りです。先輩は審神者の定例会議ですか?でも、この時間まで政府に居るの珍しいですね?」
「あー…ちょっとトラブルがあってね。足止めをくらっていたところさ」
「え?」