クリスマス?なにそれ美味しいの??
「クリスマス?存じ上げませんねこちら連隊戦真っ只中でございます」
『同じくこちら緊急有碍書への潜書任務で手いっぱいでございます。…アッちょっと待って先生! 独歩先生!! そこで道外れないでやだー!!!』
いやああああああ!!!!!と、審神者の背後にある通信用のモニターから悲痛な絶叫が聴こえてくる。
審神者はその悲鳴の方を振り向かないまま、達観しきった瞳で「逸れたな」と呟いた。恐らくあちらの進捗に多大なる影響が出たことだろう。
その気持ちはとてもよくわかる。午は見飽きた…。
『司書さん、どうする?撤退しとく?』
『いえ、そのまま進んでください秋声先生…クッソ霧は滅べ畜生!!!』
『口悪ぅ…。おっしょはーん、そんに怒ってるとかわええ顔が台無しやで』
『眉間のシワでエベレスト作れそうだな』
『なになに司書さん?悔しいの?めっちゃ悔しいの?一緒に死ぬ??』
『死にません大人しくクリスマスツリーの飾り付けしててください三羽鴉!!!』
『はいはい司書さん、今日のノルマ達成したら志賀さんが腕によりを掛けてくれてるからね。頑張ろう?』
『ウッ高村先生ほんと光属性……まじグリーンサンタ………って待ってください白鳥先生?!なんですかそれトナカイさん!?着ぐるみパジャマ!!?かわいいかよ!!!!!!』
「ちょっとまじかよ何それ見たい」
うちの一匹竜王になんとなく雰囲気が似ている帝国図書館のアーチャーの思いもよらぬ姿の報告に、シアがガタッと立ち上がった。
その手にはいつのまにか端末が握られていたことから、恐らく事と次第によっては大倶利伽羅用に同じものが調達される事だろう。頑張れ廣光。今年のクリスマスは追いかけっこだ。
『───主ィ、楽しそうなところ悪ィけどよ』
『第四部隊、半数が戦線崩壊してるよー』
「堅牢敵部隊は滅べ今すぐにだ!!!!!」