ひびのひび


パンにジャムもいいけど
おにぎりが好き
そんな朝もあった

不意に途切れる音

同じ方向を
同じ一瞬を望んで



窓から逃げた

「嫌われたくなかったんだ」

そんな
独り善がり



なんで
いつも価値を探しているの

手のなかで
感触を確かめながら
何がわかるの

小さなネジひとつ
10年前のノート

なかったことにならないかなぁ
覚えているのは僕だけだし



なかったことに

ならない

かなぁ



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