下校
歩道橋の上
味方だった
気にせず、端
塗装が剥げて
あちこち錆びて
向こうまで
上る
下る
今日は早足で
目を光らせて走る冬
それを眺めながら待つ
時間通りに来ない
まだ来ない
嫌そうな受話器
それを知っているからね
空っぽのバスに乗る
顔色を窺うことを覚えた
だからひとりで帰るよ
帰るよ
この距離は
あの道は
街灯のない坂へと続く
たくさんの数を抱えたが故の
4キロメートル
帰ろう
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