見栄を張る


裾を踏んだまま

白いから
汚れが目立つ

それでも
逃れられずにいる



皓歯の獣
突き立てた果実を
大事に抱えて眠った

ヒールの下
破れたレースが
愛おしげに絡まる

それでも
引きずり続けた
「ほどけてしまえばいいのに」
と思いながら



夜は嘘ばかり
紛れるのが得意だから
踏んだ跡だって見えなくなる

みえなくなるの





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