無数の照明
なんだ あの光は
僕らの目を潰しにかかっているぞ
なんだ なんだ
「────」
言葉を濁した
乾いた絵の具の上を
知らず識らずのうちに歩いている
ほら
貼り付いているよ
どんどん剥がれて
足元から現れる
視線が向けられるよ
いくつあるか数えられるかな
大変 大変
光じゃなかった
ひとつにまとめて
ラベルをくっつけて
綺麗に並べたら
束ねて捨てる準備
燃やすんだぜ
灰にするんだぜ
風に舞って
見失うまでが儀式
知らず識らず
踏んでいた紙片は
ただ 底に
ゴミのように
ただ 沈むだけだ
スポットライトが凶器
イメージの閃光は
残像として纏わり付く
いくつあるかなんて
数える間もなく埋め尽くされて
上から憐れむ声がする
(軽蔑)
染まったまま
千切れたまま
広がったまま
投げられたまま
睨んだまま
決めつけられたまま
「────」
言葉を失った
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