君の傘
雨上がり
太陽で透けた花柄に
そっと触れて確かめた
「暑いね」って
閉じた手元
小さな腕時計が反射する
海に行く約束
思い出して
石が砕けた
ぼろぼろに崩れた
突然で
その場から動けなくなった
口が渇いていく
両手で掴んで
決して離さぬように
走りながら跳び越えては
景色が色濃く流される
もう少し
今となっては仮定の話
花柄に穴があいた
土砂降りだった
何度も
時間を気にするけど
意味がないことくらい
わかってる
ヒグラシが鳴いて
雨が降ればカエルも鳴くから
わたしだって 泣きたいの
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