曇り、のちに


湿気でやられた髪を押さえて
目を凝らす

うまく注げなくて
零れた建て前
うまく飲めなくて
溢れた本音みたいなものが

見えたよ



ずっと前から
決まっている と
渡されたパーツで
出来上がった理想

壊れて
別のものになったら
もう駄目ですか

溜め息が聞こえたよ



地中深く

ただ苦い奥歯



反射さえも吸収して
均一な庭
静かに雪が佇む

感覚をなくしたよ



ずっと前から決まっているんだ
埋もれたまま
握り締めたまま
視界がぼやけたまま

切り離して
余分なパーツを増やして
怒られるんだ

溜め息が聞こえるよ



吐いた息が
空に上っていくよ
星が綺麗だね

きっと前から





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