1秒の嘘


時計の針を一分 進めた
気づけば遅れているから
少し また少し
秒針を追いかける

意識が
斜め上にずれたままで



骨の軋む音
戻ったところで
どうにもならないけど

塗り潰されたその下を
見ておきたかった



口から飛び出す
ばら撒かれた紙幣
印象的な景色となりました

あちこちで落下して

目を塞がれたよ



骨の軋む音
規則正しく
なかったかのようにすり抜けて
戻らない

貼り付いて
透けた先は
次第に
光を失って

そこでやっと気づくんだ





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