紆曲
信じていたくて
信じていたの
そういうものだった
差した傘から零れる雨声
やまないね
靴を侵食していくよ
泥濘
水たまりが広がったら
どうすればいいんだろう
咄嗟に探すのは
双眸
傘を閉じた
霧みたいに舞った
撥水しない分が滴った
泥を溶かした
飛べなかった
また 目が変わった
あの目が 好きだったのに
泥が乾いた
結局それも汚れだ
軽く払って虚しくなる
信じていたくて
信じていたの
差した傘から覗く亀裂
消えないね
だから侵食してくるよ
そういうものだった
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