嘆息
花瓶の中
腐っていく部分を
外から眺めて
染まる水の底
あの頃の
教室にあったそれと
まるで同じだね
ぎゅうぎゅう詰めの
絡まり合い
静かに沈んで
溶けていく
ブラックライトの隣で
細く しなやかに
続く呼吸
忘れないで と
浸して 丸ごと
溜息をつく暇もないほどに
静かに沈んで溶けていけ
綺麗に咲いた花の下
繋がるようで離れる位置で
濁りながら混ざり合う
花瓶の中
そこは深淵だった
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