眠れない夜


錆び付いて
ざらざらのフチをなぞりながら
ロックンロールを聴いて
泣いてたりするんだ

傷口ともいえない曲線が滲む



“当たり前”を押し付けてくる
窒息しそうだ

テレビから流れてくる
盛り付けられた嘲笑が
今日もひとつ評価を下げた

疲れた



鉄のにおいを思い出す
それ以上は
雨と一緒に線を引く

それは
なぞりながら
チリチリと痛む線

疲れた





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