路地裏のビル
鐵(くろがね)

年齢 28歳
性別 バクフーン♂
一人称 俺
二人称 お前

金貸しのクロ。貸した金はどんな手を使ってでも回収する。
涼しい顔で債務者を追い詰める。殴る蹴るは当たり前。
粗暴だが身内には甘い。
自分のようにケモ耳を持つ子供が奴隷として使われていたり、人攫いに売られていたりするのを見かけたら、買い取って自分の店で働かせる。
カフェとは名ばかりのいかがわしいお店だが、衣食住が保障されている仕事は、みんな大歓迎で店員たちからは慕われている。
赤色が好き。

「あ?金がねぇなら腕でも足でも売っぱらってこいよ。…ああ、俺がやってもいいぜ。ミズガネ、押さえてろ」
「この悪目立ちする耳も、まぁ良いとこあるんだぜ。よく聞こえんだよ、借金を踏み倒そうなんて戯言がよ」
「お前そのTシャツなんなんだよ、ダセェ……」


うちよそ関係

斗さん宅 フォグさん(バクフーン♂)【フォグクロ】

逃げた債務者を探して入ったバーで、ナンパと勘違いされて茶化されたのが出会い。顔を見て舌打ちする鐵にも朗らかに声をかけてくるので、何度か足を運ぶうちに自然と会話を交わすようになる。お互い踏み込みすぎず、当たり障りのない話をする程度だが、部下でも敵でもない人との会話は新鮮で、鐵にとっては良い距離感。お互いの素性は知らないが、好きな酒は知っている。

幼い頃に攫われ親の愛情を知らず育った鐵には、同じ境遇の大切な友人がいて、それはフォグさんによく似た人だった。飼われていた貴族の屋敷から逃げ出す時に友人を喪い、自分1人だけ逃げおおせたことを、今も夢に見ては魘されている。誰にも頼れず頼らず色んなものを抱えて生きてきた彼は、時に周りが心配するほど顔に疲弊が出ていることも。仕事の疲れと睡眠不足とが重なって酷い顔を心配したフォグさんが、自分達には何も言わないから、と部下のミズガネ(グレッグル♂)に促された事もあり、外で話しづらいならと家で飲む提案をした。鐵は誰にも吐き出せなかった胸中を吐露して、フォグさんは静かに聞いてくれた。翌朝、悪夢から目覚めた瞬間、眼前のフォグさんにかつての友人の面影を見てしまった鐵は、縋り付いてしまい。あやすように背中をさすってくれる温かい手に甘えてしまったが、徐々に覚醒する意識の中で恥ずかしさのあまり顔が上げられず。そんな自分に「またおいで」と声をかけるものだから、鐵は初めて誰かに対して、執着心を抱いた。名刺の裏にプライベートの連絡先を書いて、自分から連絡する気はないけれど。ここで初めてお互いの名前を知ることになる。
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