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××× 21.11.22
◆茨の冠+3(34、35、36 / 完)
返信不要のメッセージ、いつもありがとうございます。お名前を添えてくださる方のみでなく匿名の方もはじめましての方も本当に嬉しいです…!嬉しすぎて嬉しいですしか言えないbotみたいになってしまう……

全63話。茨の冠、無事に完結致しました。最後までお付き合いくださって本当にありがとうございました。
下記にてあれやこれや語っているのでお目通しくださる方は本編を読了後に読まれることを推奨します……!



▽この話を書こうと思ったきっかけ
原作の最終回を読んだ瞬間に「あーーー及川で長編書こう」と思ったんですよね。及川徹という人間がどんな選手生活を選び、どんな選手になったのかを知ったときまあ衝撃が走ったわけですが、翌日くらいにこういう話書きたいな〜とプロットをつらつらまとめて、仲良しの書き手さん(たまごちゃん)にこんな感じで長編書こうかなと思ってる!って連絡しました。珍しく、というか多分初めてこんなに事細かくプロット書いたなという感じなんですけど、第一章の第一話を書いた段階から結末はもう決まっていました。全てを知っているたまごちゃんは連絡した時に映画みたいだねと言われたのを覚えてます。書こうと決めてから完結まで1年以上費やしてしまったのは誤算だったんですが、こうして無事に完結を迎えられたことにホッとしております。

▽タイトルについて
いろいろ迷いました。それこそ第一章の「ひとりで長い恋をした」や第二章の「裏側の約束」もタイトルの候補としてありました。でももっと及川の生き方に沿うタイトルにしたいなと思って。色々考えた結果「茨の冠」「荊冠」「茨」等のバリエーションでまた迷って。最終的に何を示しているのか一目でわかるように「茨の冠」に落ち着きました。言葉の持つ意味としては「キリストが十字架にかけられた時にかぶせられた、荊の冠。また、受難のたとえ(デジタル大辞泉より)」です。タイトルから及川徹らしさ(?)と夢主の恋路が表現できていたら良いなと思います。

▽オリキャラについて
私はあまり名前のついたオリキャラを出さないようにしているんですが(出来るだけ原作のキャラクターで完結させたい)、どうしても必要になる場面は出てくるので、今回はカサンドラとニコラスという名前の男女を登場させました。オリキャラは役回りや存在バランスを考えて書かないといけないので実は結構頭を悩ませるポイントでもありました。カサンドラに関しては嫌な女にならないように、だけど夢主よりも及川に相応しい存在にならないようにという点を意識しなければならなかったのでそこは結構難しかったです。

▽意識していたこと
基本的な舞台がアルゼンチンなので、出来るだけアルゼンチンの雰囲気を感じてもらえるように描写を意識していました。色々調べたりして書いてはいますが事実と異なる箇所もあるかもしれません。そこは目を瞑ってくださると助かります。私自身書くのも調べるのも楽しかったので遠いけど海外行きたくなってくれたらちょっと嬉しいです。あとはtwitterで以前呟いたんですけど英語のdestination(目的地)の単語の語源ってdestiny(運命)からきてるんですが、アルゼンチンという各々にとっての目的地が運命づけられた場所になっているといいなと思いながら舞台をアルゼンチンに統一して書いていました。あと第一章はより旅行感が出るように現在する固有名詞や観光地を多く書いて、第二章は生活感が出るように季節や五感で感じるものを意識して描写していました。

▽話の展開について
上記でも書いていたように話の展開はほぼほぼ全て最初から決まっていたんですけど、書いていくうちに及川の気持ちの変化を表現するのが難しくてかなり頭をひねりました。まったく夢主を意識していなかった(幼馴染としてしか見ていなかった)状態からオリンピックの舞台で堂々と告白をするに至るまで気持ちを高める必要があったので何度及川視点を挟んでやろうと思ったことか……。どうしても夢主視点で統一したかったので及川視点は挟まなかったのですがいつか機会と力があれば書けたらいいなと思ってます(いうだけタダ)。全体を通して切ない雰囲気の漂う話にはなりましたが最後はちゃんとハッピーエンドなのでそれまでの紆余曲折を含めて楽しんでもらえたら幸いです。

▽夢主について
私の中で夢主はあくまでも読んでくださる方のアバターなので必要以上の設定は盛り込まないし私自身も夢主に対して愛着は持たないようにしているんですが、話が長くなった分夢主の個性も結構強く表現されたのかなと思ってます。及川徹という人間とこれから先も共にいられる女の子はいったいどんな子だろうか?の疑問点から構築していったのですが、ただ及川に言われてアルゼンチンに行くのではなく、自ら考えてアルゼンチンに行ける力がある女の子のほうが及川にとってはプラスになるんじゃないかな〜と思って自分の意志や夢をしっかりと持つ子にしました。及川の為にも、とにかく最終的に夢主がアルゼンチンに渡った後、問題や困難なことが起こっても強く乗り越えられるような女の子にしたかった……!

▽最後に
ここまで長い文章を読んでくださってありがとうございます。完結まで1年以上かかってしまいましたがこうして無事に終わりを迎えられたこと読んでくださった方々のおかげだと思っています。もちろん自分が書きたくて書いているんですけれど、いただける拍手や感想、本当に糧になってました!公開している以上やっぱりこうして反応いただけること、とても嬉しいです。推敲する際に客観的に読んでいるんですけど先々の展開をわかっている上で読むので完璧に客観性を持てず、いただける感想はそういった意味でもとても助かってました。本当に本当にありがとうございます。今後はちょっと更新ペースを緩めて夜久長編を進めていきたいと思います。こっちの話もまだ終わらないしなんなら茨の冠くらい長くなる可能性があるので末永く(?)お付き合いいただけると嬉しいです。

改めまして「茨の冠」を最後まで読んでくださってありがとうございました。完結に際して、ご感想等ありましたらメール又は拍手にて送信いただけるととっても嬉しいです。