−あとあとがき−
前サイトのメモに書いていた、夏の夜のユメのキャラクター語りや、本編の裏話などをまとめたものです。
※とても長いです。
※盛大にネタバレしていますのでご注意下さい。
※このページは予告なく内容を変更する可能性があります。
▽キャラクター語り▽
「ハヤタと御風について」
『ハヤタ』
ハヤタはBW2のゲーム中でモブトレーナーとして出てくるキャラクターです。ちなみにナガアキも出てきます。手持ちポケモンもそれぞれの登場キャラクターとして使わせてもらってます。登場するフィールドもそれっぽいところだったと思うのですが、これに気付いた人は凄いと思います。
ハヤタは外見はともかく、精神面では結構男前なイメージで書いていました。本編中では御風の方が一枚上手の様に書きましたが、メンタル的にはハヤタの方が強く、御風はそれに甘えているからこそあの様な振る舞いが出来る、というのが正解です。ただ、性格は確かにイケメンですが、外見は御風の方がイケメンです。あと、御風の方が頭もいい。
ハヤタは当初再登場させる予定がなく、物語冒頭にだけ登場するただのモブキャラクターでした。しかし物語の中で陽とミツキの関係性を客観視でき、尚且つイッシュ地方という世界を知っている、いわゆる一般論を語れる人物が欲しいと思い、繋ぎの役割として再登場させました。私としては貴重な一人称を書いてしまったせいもあって、かなり気に入っているキャラクターです。
『御風』
御風もハヤタが再登場したので登場シーンが多くなりました。なのでもう少し「現代イッシュ地方の手持ちポケモン代表」として色々と語らせたかったのですが、本編ではあまり触れることが出来ませんでした…。
最初はもっとクールで近寄り難い雰囲気のキャラクターにする予定でしたが、物語の流れ(75〜76、81〜82ページ辺り)として精神的に落ち込んでいる陽に対し、あんまりキツい性格のキャラクターと話をさせるのは可哀想だな…と思い、結果、ちょっとひねくれた優男…といった風になりました。でもこっちの方が嫌らしい性格を醸し出せている気がします。結果オーライです。ハヤタとの掛け合いも、書いていて楽しかったです。ちなみに二人を乗せて飛ぶのが苦手…と書きましたが、人を一人乗せて飛ぶこと自体、彼は苦手です。原因はハヤタがマウンテンバイクでの移動を主にしており、御風に乗って空を飛ぶことがほとんど無いからです。
名前の由来ですが、ハヤタなら安直な名前にしそうだなと思い、この名前になりました。
「アーティ、結麻、貞女について」
『アーティ』
アーティやフウロ、カルネについては語るも何も、公式で出来上がっているキャラクターなのであまり言えることは無いのですが……書きます。アーティを登場させた理由はもちろん、陽が本物のハッサムでないことを暴かせるためです。そこら辺のモブでも良かったのですが、物語の序盤でも説得力のある発言ができるであろう、皆によく認知されているジムリーダーになりました。それに、物語が始まってから公式の人気キャラクターが全く出てきておらず、「夢小説らしいことが何も出来てないぞ…?」と若干不安になったことも、彼を登場させた理由の一つです。アーティさん人気ですよね。きっと。
ちなみに公式設定の中には、アーティは雰囲気に似合わずかなりの切れ者、というものがあるそうです。それならばきっと彼は、物語の中で陽の正体を最も疑い警戒している人物だった、といえるでしょう。タイプの相性といい、陽にとって最も注意すべき人物は、実は彼だったのかも知れません。
『結麻』
結麻は名前や外見、口調などをはっきりと決めた初めてのキャラクターです。…というのも、主要キャラクターの陽やミツキの外見が中々決められず、次いで登場する擬人化キャラクターである彼女の方が先に出来上がってしまった…ということなのです。〜なの、という喋り方は、物語を書いていく上でキャラクターを引き立たせるよう、口調は特徴的にしなければ…!と、物語を書き始めた当初の私の意気込みから生まれたものです。良かったのかどうか、今になって不安になる時があります。
ミツキは彼女のことを幼い女の子、と言っていますが、年齢は6〜8歳、小学校の低学年くらいです。アーティの年齢が分からないので何とも言えませんが、彼とは父と娘というよりも、歳の離れた兄と妹の様な雰囲気であれば良いなと思います。
ちなみにミツキの膝に乗り、陽の様子を伺っている(36ページ)時は、陽に対してちょっと得意気な気持ちでいました。
名前の由来ですが、結は誰かと誰かを結びつける(この物語におけるヒロインと陽)という意味。麻は子どもに健やかな成長を願って付けるものらしく、アーティならそういう名前を付けるだろうと思い、この名前になりました。
『貞女』
貞女は私の中でかなり気に入っているキャラクターです。セリフを書いていて凄く楽しい。これに尽きます。ただ、そう思っただけで書き始めた虫の話(92〜99ページ)は書いていて凄くしんどかったです…。閑話休題のために書き始めた小話でしたが、本当にただの余談になってしまった感が拭えません。とほほ。今でこそ快活な貞女ですが、彼女も色々な経験をし、いくつかの段階を経て今の貞女の人格が出来上がったのだと思います。人生色んな性格の自分が居たっていいじゃない。
貞女という名前は、貞女(ていじょ)という言葉からきています。貞女とは、貞節を守る女性。つまり夫以外の男性に身や心を許さない女性……という意味があるそうです。貞女が過去に産んだという子供は、昔パートナーであったトレーナーとの間に産まれた子供。彼女はそのトレーナーに捨てられた今でも、トレーナーや子供のことを大切に想っています。想うことは大切ですが、それは彼女を縛り苦しませる呪いのようなものなのだと、アーティは捕えています。しかし、彼女の心を変えることは出来ない。それならば少しでも良い意味で彼女の生き様を表す名前は無いかとアーティが考えたのが、これでした。アーティが出会った当初の、そのままの彼女を大切にしたいと願い、この様な名前になったのではと考えています。
「カルネと礼について」
『カルネ』
カルネは物語の繋ぎ役として、かなり重要なポジションになってもらいました。イッシュ地方とカロス地方、夢と現実を行き来できるキャラクターとして、彼女は適任でした。また彼女はAZやフレア団の事もよく知っているので、物語を進めやすかったです。
この物語でのカルネは二人いるようにみえますが、本当はどちらも同じカルネです。私はこの物語を書いていく中で一つ、「人には必ず二面性がある」ということを伝えられたらいいなと思っていました。もちろんそれはメインキャラクターのヒロインと陽にも表現させたつもりでしたが、このカルネというキャラクターにおいても、そのテーマが如実に現れたと思います。夢の中で出会ったカルネも現実世界のカルネも、元は同じ存在です。どちらかが虚像なのではなく、どちらも同じカルネなのです。そんなカルネが、ヒロインに対し厳しい判断を迫ったこと、彼女は本当に辛かったのだと思います。後半はヒロインにあまり良い印象を与えられなかったので、ここで弁明しました。貧乏クジ引かせてごめんね。
『礼』
カルネといえばこのポケモンでしょう……と思いながら作ったキャラクターです。礼も現実と夢の世界との繋ぎ役として登場させたキャラクターですが、彼女の場合、現実世界の存在にもかかわらず、現実よりも夢の世界の方でがっつり登場しているという、なんとも不思議なポジションのキャラクターになりました。
ゲーム内において彼女達は、メガシンカという概念が登場した最初の世代において、初のラスボス(リーグチャンピオン)という立場を担っていました。きっと彼女等の絆は相当なものに違いない……。そう思いながら書いていました。
名前の由来は、儒教で説かれたとされる五常(五徳)からとったものです。なんとなくカルネはこういう名付け方をしそうだなと思いました。「レイ」と読みそうになりますが、正しい読み方は「アヤ」です。「零」と被らない様に考えたのですが、自分でもよく読み間違えます。
「フウロ、兵太、雪解について」
『フウロ』
夢小説らしいことをしよう第二弾…で登場させたキャラクターです。フウロ可愛いよね。彼女は快活に物語を進めてくれる半面、やはり彼女自身も一人の女性、そしてジムリーダーとして大変な立場なのだろうな…と思いながら書いていました。アーティとの関係が面白いことになっていますが、これは完全に私の趣味です。
『兵太』
兵太は完全に私の趣味で作ったキャラクターです。60〜70代のじじカッコイイを目指しました。しかし登場初期の喋り方が古臭すぎて、読み返すと自分でも笑ってしまいます。
本編では全く出していませんが、兵太は元軍人であり、紛争を経験している、という設定があります。当時のお話もあらすじ程度までは書いていましたが、ページ数の関係で割くことになりました。公開できる形になったら短編か中編として出したいです。
兵太は特に名前の由来はありません。上記の設定から、分かり易い名前にしようと思って付けました。
『雪解』
雪解は元々この物語の為ではなく、ツイッターの企画で作ったキャラクターです。その際に飛行タイプのポケモンを何匹か練ったので、一匹ぐらいゲスト出演させてみよう、と思い登場させました。何も考えずに雪解を選んだ為、フウロがやたらじじばば好きに見えるという結果に。なんかごめんね。因みに妙齢の女性、と書きましたが、多分兵太より少しだけ年上です。
雪解は、ただ単に私の好きな言葉です。日本語って綺麗だなあ、とよく思います。
「ナガアキと零について」
『ナガアキ』
ナガアキは、この物語においては零というキャラクターを成り立たせるために作った人物でしたが、それでも随分と存在感があり、また自由に動かせて楽しいキャラクターになりました。ロケット団管轄の研究所で働いていて、偏屈、言葉足らず…といった設定で、ヒロインや陽からも苦手意識を持たれているという散々なキャラクターでした。でも悪い人じゃありません。ちょっと変な人です。
ナガアキの年齢ですが、研究所に居たのが20代から30代半ば。本編で大体30代後半〜40代以降かな、と思っています。本編の過去話では無精髭を…などと書いていますが、今は綺麗に剃ってると思います。体格は変わってなさそう。
どちらかといえば陰気なキャラクターで重い立ち位置の設定でしたが、書いていて凄く面白かったです。現代のナガアキを書いている時は、密かに「こいつはギャグ担当だな」と思っていました。かわいいおっさんです。
『零』
彼女は物語の後半に登場しましたが、かなり早い段階でキーパーソンとして書きたいと思っていました。物語の役割としては主に陽の後押し、ページ数で言うと、177、178ページ辺りです。人は改心するものですよ、といったセリフがありますが、これはある推理小説から拝借した言葉で、陽にとってとても大事なキーワードになったなと改めて思います。というのも、この物語を書くとき、罪を背負ったピスカが前向きになれる転機とは一体何だろう?となり……もちろん物語でのそれはヒロインの存在が重要なのですが、それよりもっと説得力のある言葉やアクションが欲しいと思っていました。そんな中、この言葉に出会って、まさにこれだ!!と思い、使わせてもらいました。ただ、このセリフを使わせるにはかなり出来上がったキャラクターを作らなければと思い、零とナガアキの設定が完成しました。元々設定だけでしたが、ある企画サイト様に参加させて頂いた時、短編の「彼と私の、逃げる話」を書いたことがきっかけで、この二人のキャラクターに愛着が湧いてしまいました。
分かりづらい個人的な話をしますと、この二人の関係性は、DQ7のゼボットとエリー、P3の主人公とアイギスに、かなり影響されています。人間×ロボット美味しいです。もぐもぐ。
零という名前の由来は、ナガアキが彼女に自由に生きてほしいと願い、始まりの数字を贈った……という設定です。
「アズマと八里について」
『アズマ』
後半も後半、終盤で出てきたキャラクターですが、中々濃いキャラクターですよね、この人。このキャラのイメージ画も描いていたりするんですが、その横に「悪人面」と書いてあって笑いました。因みにゲーム本編のセッカシティに居る元ロケット団員が元ネタです。喋り方はちょっと違いますが…。ただアズマの場合、結婚して子供を授かってから更生したのは間違いないと思います。しあわせ ファミリー ばんざーい! それから余談ですが今のお仕事はキッチンカーで各所を巡るピザ屋さんです。ポップコーン屋さんではありません。
あとアズマに関しては、名前からおっさん感を出すために「苗字の様な名前」にしようと、もの凄く悩んだ記憶があります(多分本編中の誰よりも悩んでる)。ナガアキも苗字っぽいので。
『八里』
おっとりだけれどはつらつとした女の子で、私のお気に入りです。アズマとは違ったなまりのある言葉で…と紹介していますが、これは私の地元の方言です。わざと伸ばして喋らせているので変に聞こえるかも知れませんが、大体こんな感じです。
八里は明るいキャラクターですが、元ロケット団員とその手持ちポケモンということで、その過去はとてつもなく暗いものであると私は思っています。本当は本編に一ページ分ほど小話を挟む予定でしたが、ページ数と話の繋がりが合わなかったのでカットしました。ざっくり言うと、八里は過去のアズマのことを本物の悪人だと思い嫌っており、今でもその思いは払拭できていません。しかしアズマが改心しようと努力していることを知ってからは、八里自身も彼のことを受け入れようと努力しているのです。本編中もまだ努力している真っ最中です。早く受け入れられたらいいね。
八里という名前は、いつでもどこにでも帰る場所がある、という意味を込めて付けました。
「ゼルネアス、エル、アニィについて」
『ゼルネアス』
言わずと知れた伝説のポケモンですが、この物語ではポケモンの森の王、という設定にしました。そもそも野生のポケモン達が王政国家を築いているのか?という疑問が湧いてきますが…。ポケモンの森は過去、フェアリータイプのポケモン達が住んでいた妖精の森であり、その名残としてフェアリータイプのポケモンの方が地位が高い…という裏設定があります。雰囲気を出すためにこちら側で登場するキャラクターはフェアリータイプで固めましたが(礼がフェアリータイプだったのは偶然でした)、本当はゲームと同じように色んなタイプのポケモンが住んでいます。メタモンとか、ゾロアークとか。
そういえば現ゼルネアスは人間に変化する能力や文化の知識は持っていても、人間の文字までは習得できていなかったようです。あの後どうなったのかは、私にも分かりません。
『エル』
物語を考え始めた当初、陽はエルフーンにする予定でした。特性のいたずらごころが、パック(ピスカ)にぴったりだと思ったからです。結果として陽はエルフーンではなくなりましたが、エルはその当初の設定の名残です。人間嫌いという設定も当時のままですが、本編では全く生かされないまま物語が終わってしまいました。人間であるヒロインとの間でいざこざ話があっても良かったのかな、と今更ながら思います。因みにエル達ゼルネアスの遣いは皆、大きな白いマントを羽織っています。礼やアニィも後半からはこれを身に付けて行動しています。……だから何なんだって話ですが、陽にとって逃げるべき対象は白マント、という意味付けをしたかったというのが最大の理由です。
エルという名前はエルフーンのエルから取りました。ニンフィアのアニィも、アナグラムの様に文字を入れ替えて一部を抜き取っただけです。キャラクターの名前を考えるの苦手なんですよね…。
『アニィ(桜)』
アニィは個人的に凄く気に入っているキャラクターです。快活にさくさく物語を進めてくれます。
本編ではアニィを女の子の様に扱っていますが、ゲーム内に登場するマーシュの手持ちポケモンのニンフィアはオス……ということで、アニィも実はオスです。マーシュって、他の手持ちポケモンはみんなメスなのに、何故かニンフィアだけがオスなんですよね…。ここから妄想全開の二次創作なのですが、ニンフィアのアニィは身体はオス、心はメスとして森で生まれ、しかし誰にも自分のことを理解してもらえず、辛くなって森を抜けだしてマーシュと出会い、自分の居場所を見つけた…。という設定を作りました。ただしそうなると時系列がめちゃくちゃになってしまう(XYゲーム本編でのジムリーダー戦とゼルネアス復活のタイミングが前後してしまう)のですが、ただの裏設定なのでスルーしてます。マーシュが使っているのは、別のオスニンフィアかも知れませんしね。
桜という名前はもちろんマーシュが付けてあげました。可愛いものが大好きな桜ちゃんです。
「シキミと智秋について」
『シキミ』
彼女を登場させたのはもちろん、ジュペッタの智秋を保護させるためです。問題児の智秋を請け負ってもらうのに彼女が適任でした。
また彼女の副業が小説家ということで、本編でヒロインに「これはあなたの物語なんですから」と言うシーンがありますが、このセリフをぜひ言ってほしかったという理由もあります。……ここから裏の裏設定なのですが、この物語の本編において、彼女達の様に夢の中で存在しているキャラクターは全員、生身の人間やポケモンではなく精神のみの存在として私は扱っていました。しかし夢の中とはいえ、シキミの精神は現実の世界と同じものであり、夢で起きたことの記憶もどこかで共存しているのではないかと思っています。ですのでシキミもいつかどこかでこの記憶を思い出し、そして彼女なら必ず、小説のネタにすると思うのです。……ところでこの夏の夜のユメの物語、一体誰が書いたんでしょうね?(私じゃありませんよ)
『智秋』
この物語における、陰のメインキャラクターです。登場回数が少ないので疑問に思われそうですが、最後まで読み終えた方にはこの理由が分かるかと思います。智秋という名前は、この物語に終止符を打つ(夏を終わらせる。秋を知(智)らせる)、という意味を込めています。とにかく夏の終わりを示唆する名前にしたいと思っていました。
夢の世界での彼をジュペッタにしたのは、もうこの世に彼の戻るべき肉体は無く、魂だけが残っている状態であることを表現したかったからです。自分で書いておいていうのも何ですが、分かりにくいですよねこれ。
「ピスカとロンについて」
『ピスカ』
本編のあとがきに書いた通り、ピスカは喜劇「夏の夜の夢」に登場するパックの別名です。国や地方によって呼び方が違うらしく、他にもプーカ、パックル、パグ、プキスなどがありました。ピスカはウェールズでの呼び方らしいです。ピスカという名前を採用したのは、ただ単に一番響きが良くて可愛い名前だと思ったからです。因みにプーカという名前はヒロインが読んだクレセリアの絵本の中に出てきます。
『ロン』
ロンという名前は喜劇「夏の夜のユメ」に登場する森の王「オベロン(オーベロン)」の名前から採りました。私は某ゲームシリーズのファンなので、オベロンといえばアゲハ蝶の羽が付いているイメージしかありませんでした。なので最初、ロンの種族はゼルネアスではなくアゲハントにしようかと本気で考えていました。調べてみたところオベロンにアゲハ蝶の羽が生えているというデザインは、そのゲームシリーズのオリジナルらしいです。危ない危ない。
あと私のイメージでしかないのですが、ロンは転生してからは色違いのゼルネアスになっています。転生後は種族自体が変わっているので、何とも書けなかったのですが……。なので転生後の彼の髪の色は、色違いゼルネアスの銀色に因んで銀髪になっています。
「ダークライ、クレセリアについて」
『ダークライ』
陰のメインキャラクターならぬ、陰のMVPです。彼が居なければロンとピスカは再開できず、そもそもこの物語自体始まることがなかったでしょう。
様々なきっかけを作ったキャラクターですが、結局最後までヒロイン達に弁明させる機会を作れないまま、物語を終えてしまいました。何も良い思いをせず、また結末も知らないまま最終話を迎えてしまった彼には、とんだ貧乏くじを引かせてしまったと後悔しています。ダークライごめん。現ゼルネアス様がアフターフォローして下さることを切に願います。
『クレセリア』
何度か名前だけ登場しますが、出てくるのは羽根だけですね。特に話すこともないですが、当初はラストシーンでクレセリアを登場させる予定でした。このラストシーンはすごく迷いながら書いていたので、物語の結末は変わりませんがあれで良かったのか、未だに疑問に思います。
「マーシュとマコモについて」
『マーシュ』
ポケモンの森を妖精の森に見立てて書き始めたことがきっかけで、彼女にはポケモンと人間の繋ぎ役になってもらいました。彼女を書いていて一番困ったのが、京都弁です。正直、京都弁が分からな過ぎて更新が停滞していた時がありました。今アップしている内容も全くと言って良いほど自信がないので、どなたか正しい京都弁をご教授ください…。いつでもメールフォームにて受け付けております…。
『マコモ』
PDW(ポケモンドリームワールド)の仕組みを造ったマコモさんは、まさにこの物語におけるMVPです。この機能がなければヒロインも陽も、永遠に目を覚ます事はなかったでしょう。
私がこの物語を考えた時、真っ先に思い浮かんだのが彼女とPDWという機能でした。私は二、三回ぐらいしかやったことがないのですが、初めてこのサービスを知った当時はかなり衝撃的でした。ゲームで育てたポケモンの夢を見れるなんて!と随分興奮したものです。
あのゲーム画面だと、どうもポケモン達の夢は同じ空間でくっついている様に見えました。ですから登場キャラクター達は皆それぞれ、実際に同じ夢の世界をみていたことになるのか……? 真相は分かりませんが、少なくとも私は、同じユメの世界だと思っています。
「ヒロインと陽について」
この二人においては話したいことが沢山あります……が、ここはあえてシンプルに書きたいと思います。もしまた話したくなったら追記します(笑)
『ヒロイン(ミツキ)』
ヒロインはここに来る読者の方をイメージして書きました。文章を読むのが好きで、少し大人しい印象の女の子……といったところです。しかしたったそれだけの設定で書き始めた為か、彼女の話し方がかなり上品というか、今時の女の子が使うにはちょっとあか抜けない感じになってしまって、それは今でも後悔しています。これはコラボ小説で別のお宅のヒロインちゃんと絡ませた時に、初めて気が付きました。(遅い)
ミツキという名前は、陽(太陽)との対比です。ミツキの漢字表記は「美月」です。大した捻りもないですが、私は気に入っています。
『陽』
この物語の二人目の主人公です。本編のあとがきに似たようなことを書きましたが、彼の為にこの物語を書いたといっても過言ではありません。
彼は当初の私が思う以上に精神面で成長してしまっていて、後半に元々あったあらすじの一部をまるっと無くしてしまったキャラクターです。やたら駆け足で物語が終わってしまったのはそのせいだと思うのですが、私としては良い経験になりました。キャラクターって生きてるんだなあ……としみじみ感じました。
陽という名前は設定や物語のあらすじを考えた後に「ヒロインのデフォルトネームと対になる名前を付けよう」と思い付けました。彼等の二面性には、気付いて頂けたでしょうか。
お陰様で彼のことを好きと言って下さる読者の方がいらっしゃって、私も嬉しい限りです。彼はもう、孤独ではなくなったのです。よかったよかった。
▽物語の補足説明▽
本編を読み終わった後、なんだかよく分からないところがある……ということが多々あると思いますので(私の文才の問題)、ここで補足説明をしたいと思います。
「プロローグとエピローグの英文について」
ここの英文の訳がネット検索しても出てこない……ということなので、私が知っている訳を載せておきます。
『Is all our company here?』
『みんなそろっているかい?』
『If we shadows have offended,Think but this, and all is mended,That you have but slumb'red here――While these visions did appear.』
『もし私たち影法師の芝居がお気に召さないようでしたら、こう考えてください、そうすればお気に障ることもないでしょう――うっかり眠ってしまい、今まで見たのは全部夢だったのだ、と。』
この文章は、舞台『夏の夜の夢』で使われた台詞を拝借しています。(前文の方は、もう見ることが出来ない様ですが……。)
エピローグで使った最後の文章はパック(ピスカ)の台詞で、劇が終わった後、一人舞台に残って観客に語るのだとか。この時パックは、半分はパックで、半分はパックを演じる役者に戻っているとのことです。
こちらの物語では……どうなんでしょうね。
「世界観と時系列について」
本編だけでは混乱してしまうことが多々あったかと思います。私が説明下手なせいで、ここで喋っている内容でさえ怪しいかも知れません(泣)
この物語ではざっくり言うと、以下の世界に分かれています。
1,ヒロインが居た現実世界(人間だけの、ポケモンが居ない世界)
2,ポケモン達が居るゲーム内の世界(以下、ポケモン世界)
3,ポケモンや人間の見る夢の世界(以下、夢の世界)
この物語では、ポケモン世界から夢の世界へ行き来するポケモンが何匹か居り、また現代と過去のポケモンも混在しているので、誰がどちらのキャラクターなのか分からなくなることがあったかも知れません。以下にまとめてみましたので、良かったら見て行って下さい。
『ポケモン世界の登場キャラクター』
・ゼルネアス
・エル
・アニィ(桜)
・マーシュ
・カルネ(※)
・礼(※)
・マコモ
・ピスカ(過去)
・ロン(過去)
・ダークライ(過去と現在のどちらも登場している)
・クレセリア
『夢の世界の登場キャラクター』
・ハヤタ
・御風
・アーティ
・結麻
・貞女
・カルネ(※)
・礼(※)
・フウロ
・兵太
・雪解
・シキミ
・智秋
・ナガアキ
・零
・アズマ
・八里
(※カルネと礼はそれぞれ二つの世界で登場しています。)
また何か、不明な点がありましたらご連絡下さい。私の説明が下手くそで申し訳ないのですが、答えられる範囲でお答えします。
▽イメージソング▽
私がこのお話を書いている間に聴いていた曲をここに書いていこうと思います。
あと、このお話を読んで下さった方から教えてもらった、このお話に合っている曲も書いちゃおうと思います。嬉しかったので。えへへ。
『真夏の夜のユメ』
あとがきに書いていた曲です。この物語の全てはこの曲に詰まっています。
『ココ』
某戯画アニメのOP曲です。元から大好きな曲でしたが、夏の夜のユメを書き始めてからはこのお話にぴったりだなあと勝手に解釈してはよく聴いていました。
『夏を見ていた』
夏の夜のユメ物語全体の、また最終話以降のイメージソングです。ある劇場アニメの主題歌ですが、今こんな辺鄙なサイトで知ってしまったことを一旦忘れて、普通に聴いてもらいたい一曲です。本当に名曲だと思います。
『心情呼吸』
このお話に出てくるキャラクターは皆、こういうことを思っているんだろうなあ……と考えながら書いていました。
どんな人にでもある暗い気持ちや希望が表現されている名曲だと思います。
『あなたに出会わなければ 〜夏雪冬花〜』
貞女のイメージソングです。夏雪冬花という言葉は、かせつとうか、と読み、造語のようです。
『なにはなくとも』
ハヤタのイメージソング。私の好きなバンドの曲です。シングルのB面曲ですが検索したらで出て来ますよ。(ダイマ)
『素敵すぎてしまった』
智秋のイメージソング。私の好きなバンドの曲です。アルバム曲の一つですがこちらも検索したらで出て来ますよ。(ダイマ二回目)
『ray』
アズマのイメージソング。有名バンドの名曲です。初音ミクちゃんともコラボしているみたいです。
『流星群』
最後のシーンはこの曲をイメージしながら書きました。『ray』と同じ有名バンドの曲ですがアルバム曲なので知っている人は多くないかも知れません。とても素敵な曲です。
『アゲハ蝶』
よくツイッターを介してお話して下さる壱さんから「陽くんのイメージにぴったり!」と教えて頂きました。私の好きなバンドの曲なので、壱さんもそれを踏んで選んで下さった様です。これはもう超有名曲ですよね。私も大好きな一曲なので凄く嬉しいです。なんだかもう夏の夜のユメの曲にしか聞こえなくなってしまいました(笑)
『ライトラグ』
こちらもツイッターでよくお話して下さっている、こはくさんから教えて頂いた曲です。これはもう、「夏に残る風」の花火のシーンですよね。あまりのシンクロ率に鳥肌が立ちました。
それからなんと、こはくさんがこの曲と花火の絵を合わせた数秒のアニメーションを作って下さいました。残念ながらこのサイトに載せることは出来ませんので、こちらは私が一人でこっそり楽しむことにします。へへへ。
他にも何曲かイメージソングはあったのですが、私が忘れてしまいました(笑) また思い出したら追記します。
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