そうして近くにいる機会が増えたことで、彼との距離が近づいているのを実感していった。声色も優しくなり、たまにではあるが優しい表情を見せることもあり、嬉しくなったりして、魔力に関して悩んでいた気持ちが少しずつ晴れて行っている矢先。
ダヴィンチさん…ちゃん、から呼び出しがあった。
「そろそろ二人目のサーヴァント召喚をしてみてほしいんだけど、どうだい?」
今現在、サンソンがいれば私は満足だが、世界を救うとなれば話は別だ。サンソンだけでは力不足、という話ではなく、より強力な力はあればあるほどいい、ということだろう。さらっとだが立香くんはもう6人召喚しているしね、と言ったのを聞き、力の差を感じて気分が沈んでしまった。甘えているのだ、と実家で言われた言葉が頭をよぎる。
「…やります。二人でも、三人でも」
「お、いいねえ。調子がいいのかな?数値的にも安定しているし、できる限りやってみようか」
「はい。やります」
そう言って、拳を握りしめた。