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これはなんだろう?
私は、マスターとしてカルデアに招かれ、長い長い説明会の後に管制室に移動した。これから始まるミッションに一抹の不安を抱きながらコフィンの周りに並んでいたのだ。そしたらけたたましいサイレンと、それに見合わぬ冷たい人工音声が聞こえて…そして火事が起きてーーーその後、意識を失ったはずだ。
そして今、なんとか生き延びていたらしい私が目を覚ますと、最後に見た時とかまるで違い、カルデアスは燃えるように真っ赤になっていた。
全く訳がわからなかったが、とりあえずこのままではいけない。火事の生々しい痕跡の残った床を踏みしめ立ち上がる。汚れてしまっている周りに比べ、自分だけは綺麗なままで、何もかもに置いていかれてしまっている。混乱しているのか、これと言った感情も浮かんでこない…とりあえずボロボロにはなっているが管制室だということはわかるので、出入り口に向かう。かすかに人の話し声が聞こえてきた。

「君が未来を救いたいのなら。2016年から先の未来を取り戻したいのなら。君はこれからたった1人で、この7つの人類史と戦わなくてはいけない。その覚悟はあるか?君にカルデアの、人類の未来を背負う力はあるか?」
「もちろんです」
「ーーありがとう。その言葉でボクたちの運命は決定した。これよりカルデアは「あの、すいません」
「!?」

気持ちがはやり、思わず声をかけてしまったが明らかにタイミングが悪すぎた。ああ、見るからに何か重要な話をしていたようだ。どうしようか、どうしよう…一先ず、1番気になっていることを聞いてみよう。

「カルデアは、一体どうなっているんでしょうか…?」

ゆるりと手を挙げた自分に、その場にいる全員の視線が刺さる。
ああ、やはり私はタイミングが悪い。

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